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長谷川穂積念願の世界タイトル挑戦へ!

元世界フェザー級王者、長谷川穂積がIBF世界スーパーバンタム級王者キコ・マルチネスに挑戦する事が明らかになった。

これを制すると日本人としては二人目の(?)3階級制覇となる。

長谷川の最新のブログではまだ釣りの話しか書かれていないが(笑)どうやら念願の世界戦決定は間違いなさそうだ。

ジョニーゴンザレス戦で失意のKO負けを喫してから3年。

この間ノンタイトル戦を4戦消化してきた。

長谷川にとって勝って当たり前、負ければ即引退に追い込まれるノンタイトル戦。

この間、世界戦の交渉がまとまらなかったのは精神的にも辛かったはずだ。

そんな中、この4試合を全勝3KOで乗り切り、特に前回の試合では1R戦慄のTKO勝利。

これ以上待つのは限界ではと思われる程、出来あがっていた感じだ。

そんな中ついに、本当に、ようやく決定する世界戦。

フェザー級の契約体重で戦ってきたノンタイトルと違って、スーパーバンタムでの挑戦となるが、長谷川にとってはベストの階級だろう。

IBFは今、イメージが最悪だが、長谷川が王者に付けばそのイメージもまた変わって来る。

相手となる現王者キコ・マルチネスだが、資料によると昨年の王座奪取は番狂わせと言われているようだ。

当時23戦無敗の王者にKOで勝利し、初防衛の指名試合も元王者を相手にこれまたKOで防衛している。

ビデオを見たが、かなり好戦的なファイターで前へ前へとパンチを放ちながら出てくる。

手数が多く、右、左とフックというかブン回すパンチで多くの相手を倒してきたようだが、テクニックは持ち合わせていないように思える。

ビデオでのマルチネスを見て、テクニックに秀いでる長谷川なら相手の癖を見抜き瞬間的なパンチを見舞う事が出来ると確信した。

山下会長と二人三脚でマルチネスを丸裸にし、必ずや攻略法を見つけ出すだろう。

相手をペースに乗せる前に、的確にパンチを当てながらスピードの違いを見せつけて欲しい。

長谷川には何が何でもマルチネスに勝ってもらって、再びチャンピオンベルトをつける姿を是非とも見たい。

キコ・マルチネス 34戦30勝(22KO)4敗 長谷川穂積 37戦33勝(15KO)4敗