オープン戦も折り返しを過ぎた。
何だかんだと言われながらも我がジャイアンツはここまで8勝2敗という好成績。
オープン戦の勝敗はあまり意味を持たないが、まあ負けるよりは勝つ方が良いには違いないが・・・不安もある。
私がオープン戦で一番注目する数字はいつの時代もチーム防御率だ。
野球は投手を中心とした守りがしっかりしていないと絶対に長いペナントは勝ち抜けない。
昨年のオープン戦チーム防御率1位の楽天と2位の巨人が日本シリーズを戦った事実はそれを物語っている。
さて現時点で12球団をチーム防御率順に並べて見ると、
1位楽天 2.04
2位ソフトバンク 2.10
3位中日 2.19
4位日本ハム 2.43
5位ロッテ 3.30
6位DeNA 3.42
7位巨人 3.74
8位西武 3.81
9位広島 4.00
10位阪神 4.09
11位オリックス 5.18
12位ヤクルト 5.43
という事になった。
もちろんオープン戦はまだ半分ほど消化した所だ。
広島はまだ4試合消化と他球団に比べ異常に少ないし、ここから調子を上げて最後数字が改善される球団も出てくる。
そういった意味で、現段階でいえば阪神、オリックス、ヤクルトは、ここから残り試合でどこまで防御率が改善できるのかが長いペナントを戦う上で、大切な期間という事になる。
事実阪神は昨年オープン戦後半で投手力が整備されてきてそのままペナントに流れを持って入れたし、中日は防御率オープン戦12球団ワーストが示すように、結果ペナントで上位には入れなかった。
良い方で言えば、楽天は現時点ではマー君の抜けた穴を立派に埋めており、今年も充分に優勝を争う力があるという事がわかる。
また中日は浅尾の不安はあるものの、昨年とは違う所を既にこの時点で見せている。
ここまで負け越しているがそんな事は全く関係ない。
気になるのは我がジャイアンツで、昨年オープン戦防御率2.25に比べ、現段階とは言え3.74は気になる数字だ。
中日とは逆にここまで勝ち越しているが素直に喜べない。
今年はおそらく昨年のように6人の先発を揃える事は難しいと思われ、どのように投手陣を整えてくるのか注目したい。
オープン戦終了後にもう一度防御率から見えるペナント展望を書いてみたい。