本格的GⅠシーズンの始まりを告げる高松宮記念。
絶対王者ロードカナロアが引退した今、果たしてその後を継ぐ優駿が誕生するのか、はたまた群雄割拠の大混戦となるのか。
後を継ぐと見られたハクサンムーンの前走惨敗をどう見るか。
4歳勢スマートオリオン、レディオブオペラ、コパノリチャード、レッドオーヴァルの台頭はあるのか。
はたまた百戦錬磨サンカルロ、マジンプロスパー、リアルインパクト、ガルボ、マヤノリュウジンは。
ちょっと訳わかんない状態だが、軸となる馬を決めなければならない。
降りしきる雨も悩ましい。
迷う所だが、迷った時は王道でいこう。
前走を度外視して、ハクサンムーンを軸にする。
何といってもカナロアに勝った事実は大きい。
外枠に入った事もプラスだろう。
相手にはコパノリチャード、リアルインパクト、レディオブオペラ、サンカルロあたりまでとしよう。
ジェンティルドンナが見事にドバイシーマクラシックを制覇した。
ビデオを見ると、直線前が詰まったのに、そこから立て直して怒涛の足。
もうほんとに脱帽だ。
私は今まで何度もジェンティルドンナに引退を勧めてきた。
特に京都記念後はドバイに行くなとまで書いていた(汗;)
石坂氏の執念と渾身の仕上げに感服すると共に、今まで引退引退引退と書いてきた事を深くお詫びしたい。
誰にお詫びすんねんって声が聞こえてきそうだが、自責の念を込めてという事で・・・。
ヤエノムテキが死んだ。
栗毛四白流星の美しいサラブレッドだった。
今でこそ関西馬が圧倒的に強い時代が続いているが、当時は関東馬が圧倒的に強かった。
同期にはスーパークリーク、オグリキャップ、サッカーボーイ、等がいて
あの皐月賞でのヤエノムテキと外から飛んできたディクターランドのレースは今も鮮明に覚えている。
あそこで潮目が変わったと思っている。
武豊がこの前年にデビューしているのも単なる偶然ではないだろう。
今の関西馬優勢の時代。
その扉を開けたのはヤエノムテキだったのだ。