5試合を消化して4勝1敗。
まずは文句のつけようのない星勘定だ。
144試合戦っていかに多くの勝ち星を上げる事が出来るかのペナントレース。
どんな勝ちでも勝ちは勝ち。
積み上げた勝ち星は消える事はない。
チーム打率.401!
個人の打率ではない。
チーム打率なのだ。
これは天文学的数字といって差し支えない。
ジャイアンツと戦ったタイガース、ベイスターズのチーム防御率がえらい事になっている。
だが喜んでばかりはいられない。
問題はこれからだ。
最終的にチーム打率という物は.260程度に落ち着く物だ。
ここから実に.140は落ちていく事になる。
何が言いたいかというと、打線は所詮水物なのだ。
打つだけで優勝出来るなら他に優勝してもおかしくないチームが存在する。
やはり投手力だ。
スコット鉄太郎然り、澤村はいつ投げられるかわからないし、杉内への信頼のなさも今後に不安を残す。
宮國と言えば現在は並の投手になってしまっておりこのままでは忘れ去られてしまう。
今のジャイアンツの投手力はオープン戦のチーム防御率3.90の数字そのものなのだ。
菅野、杉内、大竹、内海に続く5人目の座は誰になるのか。
昨年のような6人体制は、今年の場合は難しい。
登板間隔を5日にして先発を回していく事で乗り切ることになるだろう。
その場合はやはりブルペン陣の充実が不可欠だが、これもまた不安要素が多い。
ただカープを除く他球団もあまり上手くペナントに突入したとは思えず、
4勝1敗という数字は神様がくれたプレゼントと思って、1日でも早く投手陣が安定する事を願いたい。