影無茶のスポーツ24/7

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3横綱の夏場所終わる・待望する国産横綱は昭和61年生まれに人材揃う。

風薫る5月。

大相撲夏場所が終わりました。

今場所は新横綱鶴竜誕生による14年ぶりの3横綱、遠藤の成長など注目を浴びる場所となりました。

遠藤は鶴竜に勝って勢いを増すかと思われましたが、やはり注目を浴びている分、相手力士からも徹底的にマークされた感じで厳しい相撲が続き、結局負け越してしまいました。

まあ、現在は出る杭が打たれたって感じでしょうか。

将来性、スター性は十二分にありますので、これを糧にして精進を続け、出すぎた杭は打たれない次元まで到達して欲しいです。

横綱だと横綱同士の取り組みが3組あるわけで(同部屋は別として)13日目からそれが見られるのでやはり盛り上がります。

横綱同士の戦いはそれだけで重厚感あふれており、他の取り組みにはない魅力があります。

今場所も白鵬が(危ない相撲もありましたが)強さを見せつけ29回目の優勝を飾りました。

さすがに身体の張りなどは全盛時に比べ衰えた感じがしますが、まだしばらくは第一人者の座は安泰のように思えます。

鶴竜はやはり二桁は勝って欲しかったですね。

元々横綱昇進者としては大関での勝率が.661とさほど高くありませんでしたので、来場所以降相当の奮起が必要だと思われます。

いずれにせよ3横綱が29歳と30歳。

微妙な年齢に差し掛かっている事は間違いなく、これを追う力士の頑張りに、特にやはり日本人力士に期待したいところです。

そんな中万年横綱候補の稀勢の里が今場所、綱取り場所で負け越してから僅か2場所で復活の、13勝2敗で6回目の準優勝という成績を残しました。

幕内勝率は.589で大関での勝率も.700という高いアベレージを維持しています。

実力はすでに横綱級と思われるのに、ハートの面がほんとに惜しい!

名古屋場所、秋場所、今度こそは壁を超えて欲しいと思います。

ここ最近、日本人力士で横綱挑戦の話題は稀勢の里に終始しています。

ほかの力士に可能性はないのか?

それを少し考えてみました。

大関横綱を目指す為には幕内で5割を超える勝率は必須です。

今の幕内日本人力士でそのラインを超えているのは誰なのかを、相撲レファレンスで探してみました。

すると9人程いる訳です(見逃していたらすいません)

中には今場所で5割に乗った勢、30勝30敗の千代鳳も含みますが、この中で驚いたのは昭和61年生まれが稀勢の里も含めて4人いました。

名前をあげると稀勢の里豪栄道、勢、妙義龍です。

9人の内4人ですから確率高いと思いませんか。

残る5人は

年齢順に琴奨菊栃煌山千代大龍、遠藤、千代鳳です。

稀勢の里以外は団子状態という感じですが、稀勢の里をおびやかす位の勢いで駆け上がる力士が上記の中から出て来て欲しいです。

特に61年組は年齢的にぎりぎりでもありますから、奮闘して頂きたいですね。

でないと、22歳千代鳳、24歳遠藤、26歳千代大龍下剋上を起こすかも知れませんよ。

とにかく今場所は内容的にも好勝負が多かったように思います。

名古屋の後、長い夏巡業で上記の力士は力をつけて真剣に上を狙って欲しいです。

※数字等は相撲レファレンスを参照して計算しました