ここしばらく日本人選手が絡むボクシング世界戦を見ていない気がしていました。
この前はいつだったかと見返すと、5月7日の井岡3階級制覇成らず、高山防衛の時でした。
えっ!5月7日!?。
何だかもっと前だったような気がします。
内山、三浦の防衛戦が決まらない事もあるでしょう。
世を騒がしている亀田問題、その影響で防衛戦が決まらない河野公平。
様々な理由がマッチメイクを難しくしているようです。
昨年の世界戦ラッシュが嘘のような状況の中、ついに注目のカードが正式決定しました。
9月5日東京代々木第二体育館で八重樫が保持するWBC世界フライ級のベルトを駆けて対戦する事になりました。
尚当日は、怪物井上尚弥の初防衛戦も行われ、ダブルタイトルマッチとして開催されます。
ローマンゴンサレス27歳。
アマチュア戦績87戦87勝。
プロ戦績39戦39勝(33KO)
八重樫東31歳
アマチュア戦績70戦56勝14敗
プロ戦績23戦20勝(10KO)3敗
王者として必ず通らなければならない道であるランキング1位選手との防衛戦。
しかし最近どういう訳か、これを筋の通らない理由で回避する動きがあたりまえのようになっていました。
そんな中敢然とロマゴンとの対戦を早々に表明した八重樫選手。
その正々堂々とした態度は称賛に値します。
3度目の防衛戦ではロマゴンが観戦に現れ試合終了後リングに上がるというパフォーマンスを披露しました。
ロマゴンの強さは改めて言う必要もありませんが、21歳の時に、あの新井田豊に圧勝して早や6年。
最近まともにマッチメイクが出来ない状況の中でこの強さを維持できている精神力の強さも特筆物ですね。
八重樫としては身長で上回り、リーチはほぼ同じ状況の中、フライ級でのキャリアを武器にロマゴンにどう立ち向かっていくか。
世間の評判を翻して八重樫が勝利を飾り、ロマゴンのボクシング人生に初黒星をつけさせる事が出来るか。
それとも新たなロマゴン時代の幕開けとなるのか。
その場合、同日タイトルマッチを行う井上尚弥が将来のロマゴン刺客への名乗りをあげる事になるのか。
9月5日が待ち遠しいです。