セガサミーカップでおよそ2年ぶりの優勝を飾り完全復活を遂げた石川遼。
この優勝で世界ランキングが76位に浮上し、スティーブ・ストリッカー欠場の為、急きょ全英オープン出場のチャンスが巡ってきました。
当初、出場しない意向と言われた石川ですが、転がり込んだチャンスを活かさない手はありません。
日本一の練習量と言われている彼にとっては準備不足という概念はおそらくないと思われます。
それにしても、史上最年少優勝、史上最年少賞金王、史上最年少10勝到達、史上最年少横綱・・・あっ、最後は違いますね。
これだけスター街道を驀進してきた石川にとってこの2年間は試練の時でした。
拠点をアメリカに移した事は当然あるでしょうが、それにしても、もっとやれると思った人は多かったと思います。
誹謗中傷の類も彼を襲いましたね。
石川に限らず、マスコミは競技その物より選手個人を担ぎあげてしまいます。
本人だって自分が気付かない内に勘違いしてしまうって事は当然あるでしょう。
いや、石川がそうだと断定している訳ではありません。
そうなってしまっても仕方がなかったという事です。
一時頻繁に髪形を変えていましたが、勝手な想像ですが、精神的に難しかったのではないでしょうか。
しかしおそらく練習だけは人一倍やってきたんだと思います。
難コースの全英ですが、夢のメジャー制覇へ向けて良い通過点とする事でしょう。
この石川の復活で同学年松山英樹との2枚看板がついに確立する事になりますね。
史上初のプロデビュー年での賞金王。
全米オープン10位タイ。
全英オープン6位タイ。
2年目でPGAツアー初優勝。
いまや日本のトップゴルファーとしての地位を早くも掴んだ感さえある松山選手。
この両雄がついに並び立つ訳です。
これだけでもうワクワクしますね。
二人が共に切磋琢磨で向上して世界で争えるようになる。
まずは全英オープン。
チャレンジ精神を期待します。