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セリーグ上位3球団エース登板日勝敗比較からペナントレースを考える

ペナントレースが終わりました。

心は既にポストシーズンですが、大混戦となった今年。

最後はジャイアンツが抜け出して優勝の栄冠に輝きました。

何がその差を生んだのか。

もちろん様々な理由があって、それらが複合的に重なってジャイアンツが少し上にいったという事なんでしょうが、今日は一つの見方として上位3球団のエース登板日の勝敗比較をしてみます。

エースは誰かというのは少し異論もあるかと思いますが、ここは奇をてらわずジャインツ菅野、タイガースメッセンジャーカープ前田健太とさせていただきます。

この3人の成績は以下の通りです。

菅野(ジャイアンツ)  12勝 5敗

メッセ(タイガース)  13勝10敗

前田健カープ)    11勝 9敗

これを登板数と勝敗つかずだった試合の結果も含めた別表を以下に記します。

   登板数  ①成績  ②勝敗つかず ②のチーム成績   ①+②  

菅野  23 12勝 5敗  6試合  5勝  1分 17勝 5敗1分

メッセ 31 13勝10敗  8試合  3勝4敗1分 16勝14敗1分

前田健 27 11勝 9敗  7試合  4勝2敗1分 15勝11敗1分

エース登板試合に負けないジャイアンツ。

データ的にはっきりと出ています。

エースは他球団のエースと投げ合う事が多いですが、たとえ途中で降板してもチームとして負けなかったのはモチベーションを維持するには大きかったのではないでしょうか。

ちなみに二番手投手も同様に表にしてみます。

   登板数  ①成績  ②勝敗つかず ②のチーム成績   ①+② 

杉内  26 10勝 6敗 10試合  7勝3敗   17勝 9敗 

藤浪  25 11勝 8敗  6試合  5勝1敗   16勝 9敗

大瀬良 26 10勝 8敗  8試合  4勝3敗1分 14勝11敗1分

ここでもジャイアンツ杉内登板日は勝率が良いですね。

まあ優勝しているんだから当然と言えば当然なんですが、この二人の登板日で34勝14敗、貯金20はさすがに勝負どころで強さを見せましたね。

ちなみにタイガースはメッセと藤浪登板日で32勝23敗、貯金9。

カープ前田健太と大瀬良登板日で29勝22敗、貯金7です。

チームとしてもエース級が登板する試合は是非とも勝ちたいはずです。

そういう意味でもジャイアンツは優勝して然るべきだったと言わせてください。

注目すべきはタイガース藤浪で勝ち星こそメッセに及びませんでしたが、藤浪登板日の勝率の高さはエースの称号を得るのはもうすぐそこって感じです。

来季はタイガースのエースとして最多勝争いに加わるでしょう。

また、カープはやはりバリントンの離脱が大きかったですね。

8月31日を最後に登板していないバリントンですが、上記と同様に数字をまとめると以下のようになります。

   登板数  ①成績  ②勝敗つかず ②のチーム成績   ①+②

    23  9勝 8敗  6試合   5勝1敗   14勝 9敗

カープにとっては何とも痛すぎる離脱でした。