正直今でも信じられないんですよね。
上本が歩いてベンチに下がった時もそうですが、そのまま走者として戻ってきた時の光景。
普通なら大事を取って速攻病院で検査でしょう。
それほど衝撃的な危険球デッドボールでした。
とにかく、テレビ見ていて、担架が来たのにすぐ戻った時、これはただ事ではないと思ったんですよね。
有無を言わさず救急車手配!
そう思いました。
微動だにしない上本。
周りの雰囲気。
いや、マジ最悪の事も頭をよぎったんですよね。
もうファイナルステージどころではないわ・・・そう思っていました。
すると次の瞬間、歩いてベンチに下がる上本を映すテレビ画面。
目の前の光景が信じられませんでした。
それ以上に唖然としたのが、上本が走者として戻ってきた時。
驚きを通り越しました。
眼光開きっぱなしで画面に映る上本を見続けました。
本人が大丈夫と言ってドクターもOKを出したんでしょうが、何しろ頭部への死球です。
今大丈夫でも、後が怖い。
まずは検査と思うのが普通です。
画面に向かって、「信じられへん!大丈夫なんか!」って大声出してました。
しかし上本は走って、ホームにも生還して、守って、次の打席にも入りました。
打撲で済んだという事でしょうが、ほんとに良かったです。
後に何も症状が出ないことを祈りつつも、ジャイアンツファンは彼が再びその雄姿を見せてくれたことでどれだけ救われたか。
澤村が上本にぶつけた時はほんと、ファイナル負けても仕方ないわって思っちゃいましたよ。
でも出てきてくれたおかげで、今日は負けても仕方ないねって感じで少し前向きになれました。
上本のガッツあふれる精神に拍手を送ります。
それにしてもジャイアンツいけません。
どうも活気がありません。
負けるべくして負けているという感じです。
混戦のリーグ戦を制した事で、身体が意識出来ない部分で緩んでしまったように思います。
気持ち的には何とかしようと思っても、目に見えない疲労が選手達から活気を奪っているのではないでしょうか。
脳が頑張れと身体に、精神に命令しない状態・・・。
誰が気持ちの導火線に火をつけてくれるのでしょう。
ジャイアンツ、ピンチです。