影無茶のスポーツ24/7

スポーツ全般について思ったことを自由に書いていきます。(基本応援)

GPシリーズNHK杯:羽生選手はこれを機に肩の力を抜いて欲しい

GPシリーズ全6戦が終了しました。

カップオブチャイナで起こってしまったアクシデント。

それ以前と以降でフィギュアスケートに対する見方、感じ方が変わってしまった人も多いと思います。

羽生選手のNHK杯出場については様々な声がありましたが、出場に否定的な見方をする人も(私も)、でも出場しちゃうんだろうな・・・という思いを持っていた人がほとんどだったと思います。

予想通り、羽生は出場の道を自ら選択し、本来とはほど遠いパフォーマンスながら最後まで滑り切りました。

ほんの僅かの差でファイナル進出が成り、カップオブチャイナで出場した事がつながりもしました。

もうNHK杯も終わりましたし、出場した是非については書かないでおこうと思います。

エキシビションを見た感じでは幸い(見た目だけですが)出場した事によってけがの状態が悪化したとは認められませんでしたね。

しかしながら勤続疲労は不安が残るので、こんな事を言っては叱られますが、ファイナル進出については嬉しさ半分、不安半分というのが偽らざる気持ちです。

それにしても羽生とアボットの差は僅か0.15!

勝負事にifは禁物ですがこの順位が逆になっていれば羽生はファイナル進出出来なかった訳です。

そう考えると4回転は散々な出来でしたが、そんな不調の中世界一のトリプルアクセルが彼をファイナルに残しましたね。

カップオブチャイナのSPで冒頭に見せたイーグル、トリプルアクセル、イーグルの美しさは今も脳裏に焼き付いています。

ソチでチャンに勝てたのもこのトリプルアクセルがあったからこそ。

4回転は絶不調でも3Aは黄金の輝きを失っていませんでした。

最近、と言うよりソチ以降、テレビで流れてくる羽生選手の言動、特にGPシリーズでの彼の言葉を読んだり聞いたりするにつけ、あまりにも重すぎると感じていました。

彼の責任感、背負ってしまった物の大きさなどがそうさせたのかもしれませんが、あの激突以降時折見せる怖いほどの眼差しを見るにつけ闇の部分さえ感じてしまうほどでした。

しかし今回羽生がいみじくも言った「最下位からのチャレンジャー」

悔しさと自分への不甲斐なさに対するアンチテーゼだとは思いますが、これを機に少し肩の力を抜いて欲しいです。

実際にこれだけジャンプの状態が悪い訳ですから(3Aは別)短期間で修正するのは難しいと思います。

ファイナルは順位を気にせず、少しでも感覚を取り戻す場とし、今シーズン最大の目標の世界選手権に向けて(まずその前の全日本)調整して欲しいです。

結果として試合をしながら調整していく事になりましたが、状態が本当でなければ棄権する事も選択肢に入れて選手生命を縮める事だけは避けなければなりません。

依然として最大のライバルであるパトリック・チャンは来シーズン心身ともにリフレッシュして復活してきます。

彼と戦う前に疲弊しないようにしてください。

SP世界最高、トータル300点超えは来シーズン、チャンの前で出しましょう!

羽生の事ばかり書いてしまいましたが、村上選手は素晴らしかったですね。

こういったチャンスを物にして優勝まで持っていけるというのは何かを持っている証拠です。

全日本でも有力な候補になりましたね。

フィギュアに下剋上という言葉は似合いませんが、その可能性を感じさせる村上の素晴らしい演技だったと思います。

女子は久々のファイナル進出選手がゼロとの事ですが、まあいいじゃないですか。

安定感の宮原、上昇の本郷、意地の村上に今井だってまだまだチャンスはあります。

世界選手権3枠は確保されていますので、全日本で最高のパフォーマンスが出来るように調整してください。

他国選手ではグレイシー・ゴールドが完全にアメリカのエースになりましたね。

アメリカとしてもスター性十分で華やかなゴールドを推してくる事は間違いなく、ロシア勢の一角に食い込む事は間違いありません。

最大目標のピョンチャンまで、まだまだ情勢は変化していくでしょうが、女子はロシアに対してアメリカ勢の巻き返しが急である事。

男子は日本勢の層は依然として厚く、審判を含む世界もそれを認めている。

といった状況でしょうか。

長々と書いてきましたが、オリンピック翌シーズンであり、有名選手が多数競技スポーツを退いた中、競技場もたくさんの観衆で埋まり注目度も高い状況を維持しているのに安心する今日この頃ということで締めさせていただきます。