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プロ野球オープン戦終了・チーム防御率からペナントを予想する

プロ野球オープン戦が終了しました。

開幕まで1週間を切り、各チームのファンもいよいよペナントモードに切り替える時が来ました。

果して今年はどこが優勝するのか。

応援するチームの仕上がりはどうか。

興味は尽きませんが、私は結局いつの時代も野球は投手を中心とした守りが大事と考えています。

極端にいえば相手チームに点を与えなければ負ける事はありません。

そういう観点からオープン戦はいつもチーム防御率に注目しています。

勝敗も打率もあまりあてに出来ませんが防御率だけはペナントに直結します。

そこで今年のオープン戦各球団チーム防御率を過去3年間にさかのぼって以下に記させて頂きます。

 (セリーグ

         今年    昨年   一昨年

ジャイアンツ  3.21  3.90  2.25

タイガース   2.12  3.69  3.97

カープ     4.08  4.33  3.20

ドラゴンズ   3.26  2.94  4.67

ベイスターズ  2.49  4.01  4.18

スワローズ   2.86  5.30  3.67

パリーグ

         今年    昨年   一昨年

ホークス    1.84  2.00  2.99

バファローズ  3.13  4.18  3.96

ファイターズ  3.11  2.79  3.40

マリーンズ   3.00  3.20  4.28

ライオンズ   3.06  3.50  2.53

イーグルス   2.40  2.63  2.17

昨年はオープン戦防御率パ1位のハークスとセ2位のタイガース。

一昨年は同じくパ1位のイーグルスとセ1位のジャイアンツ。

これらのチームが日本シリーズを戦ったことからも、いかにこの数字が成績に直結するかがわかって頂けると思います。

そういう意味では今年の優勝候補筆頭はセがタイガース、パがホークスという事になります。

ただ今年は昨年までに比べて防御率の上下の幅が両リーグとも小さく、混戦になる事は確実な情勢です。

チーム別にみると、せリーグでは黒田投手が凱旋し最高の盛り上がりを見せているカープですが、両リーグ唯一の4点台という意外な結果。

昨年も確かに良くなかったですが、優勝を狙うには不安が残ります。

我がジャイアンツは投手陣総崩れ的な雰囲気の中、思ったより良い数字でまとめてきました。

ただ後半良くなかったのは開幕に向けて調子を上げて行くタイミングなのか、悪い出来のまま突入するのか、とても心配な状態です。

目立つのはベイスターズとスワローズの昨シーズンペナント5位、6位両チームの劇的な改善です。

この両チームの数字改善によって今年のセリーグペナントは最後まで団子状態になることが約束されましたね。

どのチームにも1位と最下位、両方の可能性がある状況だと思います。

パリーグはホークスが工藤新監督の元、連覇に向けて確実に歩んでいる感じです。

ただし、こちらも大混戦。

チーム防御率3.00から3.13、僅か0.13の間に4球団がひしめきあっています。

昨年2位となり今シーズン補強でさらに戦力アップさせたバファローズですが、全く安心はできません。

イーグルスは毎年オープン戦防御率は優秀ですが一昨年は優勝で昨年がまさかの最下位。

今年も好調な仕上がりを見せているだけに、大久保新監督の采配が見ものです。

各球団、果してどんな野球を見せてくれるのか。

いよいよ始まります!