誰もが感じていることでしょうが、今年のセリーグは点が入りません。
ここまで1試合あたりの得点を見ると一番多いドラゴンズでも3.65点。
昨年は4月終了時点ですが、一番少ないベイスターズでさえ4点ですからそれは明らかです。
本塁打も昨年のザッと半分程度って印象です。
ボールが飛ばないという疑問が当然出てきます。
ところが、前回飛ばないボールの時は3割打者も激減しましたが今年はそうではありません。
そんな今年のトレンドの中・・・。
打率3割3分3厘の阿部と2割9分3厘の亀井を共に故障で欠くジャイアンツ。
スタメンで規定打席トップが2割3分8厘の井端というのはとってもトレンディーな打線です。
先発は若武者田口。
立ち上がりエラー絡みで1点を許しましたがアウト全て三振という立ち上がり。
自責0のまま結局5回のチャンスを自らのタイムリーで同点に追いついた訳ですが、直後から投球が乱れてしまいました。
スワローズ戦でも与四球0で、この試合も4回までは四球を与えていないのに突如の乱れ。
能見からタイムリーを打った時に手がしびれて投球に影響が出たように思います。
元々打撃センス抜群の田口。
今回はそれが仇になったのかもしれません。
出ないと、5回6回2イニングで4与四球の説明がつきません。
普通ならここで流れは大きく相手側に行くものですが、リリーフ陣が踏みとどまって最後まで試合になったのは今年の傾向に沿った物なのでしょう。
ただし、今日の試合に限って言えばいくらなんでもタイムリーが田口だけというのは問題です。
坂本は4番で結果を出していませんが、覚悟を持って起用している訳ですからすぐに変えてはいけません。
問題は5番で井端は5番というタイプではないと思われ・・・。
1番片岡2番井端3番橋本4番坂本5番金城6番村田7番長野8番捕手でどうでしょう。
金城もフル出場は難しいでしょうし、そこは上手く休ませながら起用しなければなりません。
由伸は使っていくうちに調子を上げてくると思うので、金城と併用する手はあると思います。
その内亀井は戻ってくるでしょうがその時は金城だけでなく、長野、橋本まで含めて好調な選手を起用すればよい訳です。
アンダーソンが上がってきたら、多少の守備のまずさは目をつぶりファーストで起用ると良いでしょう。
打線は水ものとは言え、現状打てる感じがほとんどしないので、多少は期待を持たせてくれるようになってもらわないとね。
投手は順調に若手が入ってきてるので、1試合平均得点をあと1点プラス出来れば優勝も見えてきます。
阿部の離脱は痛いですが、まだまだ先は長くこれからです。