帝拳が誇る日本人世界王者2枚看板の一人ボンバーレフト三浦4度目の防衛戦。
相手はオーストラリアのビリー・デイブ。
クラスは違いますが世界王者の経験があり2度防衛に成功している実力者です。
レフェリーの死角をついて反則すれすれの行為を行うという記事を読み、何としてもボンバーさく裂してスカッとKO勝利してほしいと思いました。
試合が始まると、三浦選手は終始相手を追い詰め、スピード豊かな左を放ちます。
それがまた迫力満点で、メキシカン達が三浦の前に次々と返り討ちにあったのもうなづけます。
デイブは足を使い目先をかわしますが、三浦は眼光鋭く獲物を狙うハンターのような雰囲気で圧力をかけ続けます。
2R早くもボンバーレフトがデイブの顔面を捉えます。
デイブも反撃しますが、三浦は左だけでなくフック気味に右も繰り出して相手の攻撃を封じ込めます。
そして迎えた第3R。
デイブは形勢逆転を狙いアッパーを突き上げてきます。
さすがにこれをくらってしまえばダメージを負ってしまいます。
しかし委細構わず三浦前に出て、デイブをコーナーに追い詰め強烈なボンバーレフトがさく裂。
目が泳ぐデイブに対しさらに右、再び強烈な左。
もんどりうって倒れるデイブ。
勝利を確信する三浦。
立ち上がったデイブですが、もうフラフラの状態で戦えるどうりもありません。
三浦豪快なノックアウト勝利。
会場で見守る山中“神の左”慎介も凄い!という表情。
王者に就いた頃は肉を切らせて骨を断つような試合ぶりだった三浦も最近は打たせずに打つ感じに変化してきました。
内山を最も苦しめた三浦。
初防衛戦で敵地カンクンに乗り込み地元のホープに文句なしの勝利を上げた三浦。
今日の圧勝。
彼もまた、ビッグマッチへ一歩前進しました。
三浦隆司 33戦29勝(22KO)2敗2分
ビリー・デイブ 44戦39勝(23KO)4敗1NC