プリンシパルSを快勝したアンビシャスがダービーに出走せず放牧するニュース。
アンビシャスはこの春どうも競馬の神様に翻弄されてしまった感じです。
ダービーと違って皐月賞は当然狙って権利を取るため毎日杯に出走。
重賞勝利馬が分散し、勝たないと確実な出走権利を得られない状況で結果3着。
この時点で例年なら完全にアウトの状況。
ところが皐月賞は回避馬続出で何と15頭立て。
アンビシャスも結果的には出られた訳ですが早々に回避を決めていました。
毎日杯で敗れたため早々に目標をマイルカップに切替たのが大きな理由だと思いますが、何とそのマイルカップも除外。
マイルカップの結果を見ると、もしアンビシャスが出走出来たなら十分に優勝のチャンスがあったと思います。
運がないとは決めつけたくありませんが、アンビシャスに風は吹きませんでした。
同じように皐月賞の出走が難しかったドゥラメンテが圧倒的な強さで勝利する。
ドゥラメンテの器の大きさは当初から言われていたので、アンビシャスと比較出来ないかもしれませんが、競馬の神様には間違いなく好かれていると言って良いでしょう。
アンビシャスについては、音無師は元々ダービーについては距離が長いと語っていました。
オーナーの近藤英子氏もウィキによると血統に詳しいようで、音無氏との協議で二人の意見が一致したということなのでしょう。
ではアンビシャスよ、どこへいく?
間違いなくレベルの高かった共同通信杯でリアルスティール、ドゥラメンテに続く3着。
プリンシパルSも豪快に勝ち切りましたので2000までは大丈夫でしょう。
音無師は一部報道では中距離路線を目指すと言ってるようです。
実際はマイルから中距離の範囲で大きなレースを目標にするということでしょう。
そうなると天皇賞秋、安田記念、宝塚記念、マイルチャンピオンあたりがターゲットになる訳です。
秋は毎日王冠から始動するとのことですが、音無師の言葉を考えると天皇賞秋を目標にするのが自然の流れですね。
間違いなく府中は得意ですし能力も高いと思うので期待したいです。
本音を言うとちょっと安田記念を狙って欲しかったです。
無理はしないということでしょうが、リアルインパクトの例もありますから。
いずれにしても秋に成長した姿をみせてもらって、春のうっ憤を晴らす活躍を期待します。