単純に比較出来ないのはわかっていますが、時期が重なった事もあり男女代表チームを比べてしまいました。
女子は見事に予選を勝ち点9、C組トップで勝ち抜けとなりました。
スイスが10点、カメルーンは6点エクアドル相手に得点したのに日本は1点。
いろんな不満や心配はあるでしょうが、結果1位通過ですからこれはしっかり評価されなければなりません。
スイス、カメルーン共にエクアドルに圧勝したものの大切な日本戦では勝てなかった訳です。
ここが「なでしこ」のすごいところですよね。
前回華麗なるパスサッカーを披露して世界を驚かせた「なでしこジャパン」。
それ以降各国に研究しつくされ、アドバンテージもほとんどなくなってしまいましたが、選手一人一人が勝ち方を知り尽くしているんでしょうね。
技術的にも精神的にも。
それが試合運びに現われる。
負けない戦い。
相手からしたらなんで勝てないの??って感じではないでしょうか。
それに比べて男子。
シンガポールは既に勝ち点3を得て、モチベーションは最高だったと思います。
完全アウェーでも守備的意識を保ちつづけ、最後まで頑張りました。
相手のキーパーのスーパーセーブ連発も認めます。
いわゆる「はまった」って感じですね。
しかし決定的な場面でもシュートがキーパーの正面をつくからはじき返されるんでしょう。
泥臭い得点でも、オウンゴールでも、PKでもなんでも良かった。
たった1点で良いのにその1点が取れない。
なんだか皆が力の抜き方を忘れて、余裕のない動きだったように見えました。
Wカップと冠が付いただけでこんなことになってしまうのは残念でなりません。
もっと普段通りの精神状態でやった方が得点も取れたでしょう。
Wカップを意識したとたんにガチガチになってしまうのでは先行き不安です。
なでしこのしたたかさと男子代表のウブさ。
なでしこは決勝トーナメントでおそらく精魂燃え尽きるまで戦い抜くでしょう。
男子も燃え尽きるような試合が出来るよう精進して、次の試合でその一片でも見せて欲しいです。