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第97回夏の甲子園・組合せ決まる。前回記事より踏み込んだ見解

100年目の甲子園、組合せが決まりました。

第1回優勝校京都二中の流れをくむ鳥羽高校キャプテンが選手宣誓とのこと。

最初聞いた時は宣誓も抽選と思い込んでいたのでなんちゅう~偶然や!って思いましたが、抽選ではなかったんですね。

それは別にして対戦カードを見ると、地域的には近隣同士の対戦もあるにはありますが、比較的遠方のチームとの対戦が多いように思います。

せっかく甲子園まで来た訳ですから、通常対戦する機会が少ない相手と戦いたいのではないでしょうか。

近隣同士だと監督はやりにくいでしょうね。

今年も初戦を突破した後の対戦相手は都度抽選で決まるので、そのあたりのワクワクドキドキ感はたまりません。

ただ、連戦を避ける配慮の為、初日に出場する高校は2回線で戦う相手がごく限られるっていうのは仕方がありませんね。

同様に2日目、3日目登場チームがひとつのブロック、4日目、5日目登場のチームがひとつのブロックになっていますので、ある程度3回戦(ベスト16)出場チームは絞りやすくはなったでしょうか。

組合せを見て個人的に注目カードをあげさせていただくと、

東海大甲府-静岡

早稲田実今治西

敦賀気比明徳義塾

天理-創成館

滝川第二中越

関東一-高岡商

東海大相模聖光学院

改めて組合せを見ると、今年は予選で多くの強豪校、本命校が敗れた感じを受けますね。

まあ、学生野球に本命も伏兵も本来はないも同然と言うべきなんですけども。

そういう意味では今大会は大会が始まってから頭角を現すチームが出てくる予感がします。

今は清宮君が話題の中心ですが、今は全く話題に上がらない選手が大会が終わったらひっぱりだこ・・・って事もありえるかも。

組合せに戻ると春夏連覇を目指す敦賀気比は大変なチームとあたりました。

夏初戦、15戦負けなしの明徳義塾が相手とは驚きました。(すいません16戦無敗でした)

ちょっと初戦にはもったいなさすぎです。

毎年書いていますが、49校の出場なので1回戦から登場する高校と2回線から登場する高校があるのは改めて書く必要もないかもしれませんが、これには実は極端な傾向があるんです。

パッと見には夏の炎天下の戦い、1戦多い1回戦組が2回線から登場する高校に比べ不利のようの思えます。

ところが過去10年の決勝戦を見ると1回戦組が11校、2回戦組が9校となり、優勝回数も1回戦組が8校と圧倒しています。

この中で2回戦組同士の決勝が1回、1回戦同士の決勝が2回あるので1回戦組と2回戦組の決勝では1回戦組が6勝1敗と圧倒しています。

ただ、昨年が1回戦組同士の決勝だったこともあり、今年は1回戦組対2回線組の決勝戦ということが考えられます。

そこでこの段階で強引ではありますが優勝候補を挙げさせて頂くと、

中京大中京敦賀気比明徳義塾の勝者、智弁和歌山仙台育英健大高崎東海大相模興南

とさせていただきます。

いずれにしても今年は例年以上に猛暑の中での戦いとなりそうです。

体調管理に気をつけて各選手力を出し切れる状態で戦っていただくよう願っております。