マイルチャンピオンシップは安田記念以来というハンデも何のその、モーリスが優勝しました。先週エリ女のマリアライトに続いて関東馬が制覇。今年の3歳牡馬クラシックはすべて関東馬優勝と勢いは加速するばかりです。今後の馬券検討にも重要なファクターとなる関東馬復権の動きについて思い出を交えて感想を記させて頂きます。
秋は毎日王冠から始動の予定を、不安があるとのことで回避したモーリス。
その為か、今日は最終4番人気に甘んじていました。
順調なら春に見せつけられた強さから1番人気確実でしょうから、今日は狙い目だったということになるのでしょう。
単勝570円は今後二度と付かない配当だったかもしれません。
それにしても堀厩舎の勢いはとどまるところを知りません。
ドゥラメンテとモーリスで今年GⅠ4勝。
関東の勢いイコール堀厩舎の勢いと言っても差し支えないでしょう。
それはロゴタイプ、コディーノあたりが登場した2013年頃からでしょうか。
それまでは圧倒的に関西馬の強い時代が続いていました。
私のような古い競馬ファンは関西馬が弱かった時代も知っています。
時折強い関西馬が現れると、やっぱり地元びいきですかね、応援したもんです。
例をあげましょうか。
オールドファンなら懐かしい馬名。
タニノムーティエ、ヒカルイマイ、ロングエース、ランドプリンス、タイテエム、キタノカチドキ、タニノチカラ、テンポイント、カツラノハイセイコ等々。
オペックホースなどのようにダービーを勝った後、全くいいところない馬もいました。
しかし、全体的には関東馬が強かった。
関西の秘密兵器は秘密兵器のままだった・・・なんてこともしょっちゅうでした。
2着にも関西馬ディクターランド。
この歳は牝馬もアラホウトクとかシヨノロマンとか強いのがいました。
そしてオグリキャップが登場するんですね。
時を同じくして武豊騎手がこの頃にデビュー。
栗東トレセンに出来た坂路も心肺能力向上に大きく貢献したと言われています。
以後長きの間、関西馬の時代が続く訳です。
弱い時代を知っている私から見れば信じられないことです。
ロゴタイプ、イスラボニータ、ドゥラメンテと3年続いた関東馬の皐月賞制覇。
そして今年はついにドゥラメンテがダービー馬に輝きました。
関西馬が強くなりかけた時もダービーだけは関東馬が勝利していました。
今の流れは当時と似ている感じがします。
まだまだそれ以外のGⅠでは関西馬が強い所を見せていますし、調教師リーディングもトップこそ堀氏ですが、2位以下は軒並み関西の調教師です。
総勝利数では関西馬の方がかなり多いと思います。
ただ今が潮目の時期であることは間違いないように思います。
名馬の活躍に関西、関東もありませんし、グローバルに考えればそんな事を言うのは時代遅れと思われるかもしれません。
しかし、やはり競馬は東西均衡状態が最も面白いです。
そんな醍醐味がこれから多く味わう事が出来るのでは・・・と
ワクワクどきどきする今日この頃です。