影無茶のスポーツ24/7

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残念!三浦隆司激闘むなしくラスベガスに散る!

WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ。王者三浦隆司選手は同級1位無敗のフランシスコ・バルガスを相手にラスベガスへ乗り込み5度目の防衛戦を行いましたが残念ながら9回TKOで敗れてしまいました。メキシカンキラーと呼ばれ、この試合も4回にボンバーレフトがさく裂し優位に試合を進め、8回終盤は相手をロープに追い詰め連打で追い込むも、まさかの落とし穴が9回に待っていました・・・。

放映権の問題などもあったのでしょう。

テレビはWOWOWのみ。

加入していない私は(^^;見る事が出来ません。

結果を知って落胆していたましたが、夜になって全ラウンドアップされている動画を見つけたので観戦。

1Rいきなりのピンチ。

お互い顔を突き合わせて、ショートレンジでの打ち合い。

ここで三浦、パンチをけっこうまともにもらい早々の大ピンチ。

やっとの思いで切り抜けるも前途多難な様子。

結果だけ知っている私は一方的な試合になってしまうのかと思っていました。

2R、3Rも接近戦での打合い。

ハードパンチャー同士の肉を切らせて骨を断つような展開。

そんな中で迎えた4R。

三浦のボンバーレフトがさく裂。

バルガスがロープまで吹っ飛びました。

ただフィニッシュに持っていくにはダメージも時間も三浦にアドバンテージはなかったですね。

それでも5R以降はリズムに乗った三浦が的確なパンチを繰り出して、手数の多いバルガスより印象は良かったと思います。

徐々にバルガスもリズムを戻し始め一進一退が続いて迎えた8R終盤。

両者打ち合いの中、三浦が一気に攻勢に出てバルガスをロープに追い詰め連打、連打と攻めるも残念ながらゴング。

普通に生で試合を見ていたら、三浦KO防衛が見えてきた・・・と思ったでしょう。

そして運命の9R。

ゴングが鳴ってすぐにバルガスが速攻。

右が当たり三浦ぐらつき、体制を立て直そうとした所にバルガス強烈な右、さらに左が三浦の顔面を捉えます。

この奇襲攻撃にたまらず三浦ダウン。

リングを転げまわるほどの強烈なダメージを受けてしまいます。

その後両手を上げてOK!OK!とアピールして試合再開しますが、バルガスここぞとラッシュ。

2度3度とクリンチで逃げる三浦。

しかし受けたダメージは大きく、バルガスから再びパンチをもらった所でレフェリーストップ。

三浦無念の敗戦でタイトルを失いました。

う~ん、本当に残念。

試合結果と1Rの内容を見て、ここまで惜しい試合だったとは想像出来ませんでした。

ダウンも奪っていますし、8Rまでのスコアは僅かにリードしていたのではないでしょうか。

惜しいのは三浦選手が攻勢を仕掛けたのはラウンド後半ばかりだったということ。

それに対してバルガスの9Rは開始直後でしたからね。

回復する暇を与えてくれませんでした。

しかし十分に強さも見せつけた三浦選手。

しばらく休んで、リングに復活して再び世界を目指して欲しいです。

ほんとお疲れさまでした。

新王者 フランシスコ・バルガス 24戦23勝(17KO)1分

前王者 三浦隆司        34戦29勝(22KO)3敗2分