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世界卓球・伊藤選手の戦いぶりには驚嘆するばかり

世界卓球団体戦はグループリーグが終わり日本はB組首位で決勝トーナメント進出を決めました。福原、石川、伊藤を中心に組まれた日本ですが、15歳にして大物感漂う伊藤選手の戦いぶりには連日感心するばかりです。

最強日本と謳われる今回、ここまで女子は1試合も失うことなくグループリーグ最終戦ドイツ戦に臨みましたが、残念ながら敗れてしまいました。

必ずしもベストの布陣ではないドイツでしたが、石川、福原が共にゾルヤ(世界ランク17位)のパワーに屈し、伊藤はウィンター(58位)に勝利した物の、最後福原がシルバーアイゼン(69位)に敗れ、チーム初黒星となってしまった訳です。

福原は責任を感じて試合後泣いてしまったようですが、団体戦はこのプレッシャーが大変です。

それでもグループ1位で通過した事は大きく、初戦シードは体力的に絶対優位です。

今日は早速決勝トーナメント。

福原選手も借りを返さなければなりません。

そのトーナメント初戦の相手が何と韓国とドイツの勝者に決まりました。

連日のドイツ戦ということも考えられますが、いずれが出てきても相手はおそらくフルゲーム戦ってくるでしょうから、フレッシュな状態で戦える日本は優位です。

たとえドイツが出てきても同じ轍は踏まないと考えるのが普通でしょう。

それほどまでに石川、福原は経験を積んでいますし、底知れない15歳、伊藤も持てる力をすべて発揮してくるでしょう。

たとえドイツが相手でも恐れる事はありません。

普段通りにやればここ勝ってメダル確定です。

それにしても伊藤選手はどこまで伸びて行くのでしょう。

福原も石川も同じように若い時から頭角を現していましたが、この二人とはちょっと違うんですよね。

この大物感は持って生まれた物で、変なたとえですが、大横綱になる力士って初めから独特の雰囲気を持っていますよね。

伊藤選手にはそれと同じ物が備わっているように思えます。

相手の意表を突くサーブ。

長い手から繰り出される男子並みのスマッシュ。

カットマンにも対応してラリーからチャンスを掴むかと思えば、3球攻撃も鮮やかに決める。

この子はどこまで成長するのだろう。

中国選手に勝って世界一!

そんな姿を夢見る今日この頃です。