影無茶のスポーツ24/7

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競馬雑感・ミホノブルボンとカブラヤオー

毎年2月は騎手、調教師の引退でさびしい気持ちになりますが、今年も何人かの名伯楽がターフを去ってゆきます。

ジョッキー時代1年でクラシック4勝という今も破れぬ記録を持つ菅原調教師もその一人。

言わずと知れたテスコガビーカブラヤオーでそれぞれ2勝ずつですが、あのカブラヤオーが他馬を極端に怖がる馬だったという記事を見て驚きました。

当時高校3年生だった私は馬券は買えませんでしたが毎週テレビで競馬を見てました。

テスコガビーもめちゃくちゃ強かったです。

桜花賞での「後ろからは何にも来ない・・・」杉本アナ名調子の一つに数えられる独走劇は今も語り草です。

そのテスコガビー以上に怪物ぶりを発揮したのがカブラヤオーでした。

狂気の逃げというのがぴったりの怖さを感じる走りでした。

皐月賞カブラヤオーに果敢に絡んだ馬が故障してしまい、調教助手だったか騎手だったかが「可哀そうに中山に死ぬために来たようなものだ」と泣いていたという記事が印象に残っています。

大負けが1度ありますが、確かゲートを出る時に頭を打って力が出せなかったのが原因で、それ以外はデビュー戦2着を除きすべて1着。

13戦11勝2着1回着外1回。

もし頭を打たなかったら12連勝で引退という可能性もあった凄まじい成績でした。

そんなカブラヤオーが他馬を極端に怖がっていたとは、人は・・・いや馬は見かけによらないですね。

ミホノブルボン

既に関西馬が強くなりかけていましたがダービーは関東馬が牙城を守っていた時代。

そんな中栗東トレセンの新兵器坂路で鍛え上げられたのがミホノブルボンでした。

これまた逃げ馬。

正確なラップを刻み最後までバテない強力な逃げでした。

戸山調教師のスパルタに鍛えられたブルボンは無敗のダービー馬に輝きました。

父マグニテュードということで常に距離の壁を案じられていたのを思い出します。

無敗の3冠が懸かった菊花賞

惜しかったですね

キョウエイボーガンでしたかね(違っていたらごめんなさい)

今なら、空気を読めない・・・と言われてたかもしれません。

いつものように気分良く逃げられなかった為か最後ライスシャワーに交わされてしまいました。

結局この菊花賞が現役最後のレース。

8戦7勝2着1回。

これまた凄いですね。

28歳ですか。

まあ大往生と言って良いのでしょう。

綺麗で強い馬でした。

異論はあるでしょうが私はこの2頭にサイレンススズカを加えた3頭を希代の逃げ馬ベスト3と思っています。

以上カブラヤオーミホノブルボンについて書かせていただきました。