5月28日に借金生活に入ったジャイアンツ。
6月11日と7月2日の2度最大11まで増えた借金ですが、オールスター前の9連戦を7勝2敗でカバーして借金6まで減らしてきました。
勢いがしぼんでいないかが気になった球演明け、まずは先週の結果から。
○スコア
7月17日 対ドラゴンズ 5対1○
7月18日 対ドラゴンズ 1対6●
7月19日 対ドラゴンズ 6対5○
7月21日 対ベイスターズ 3対3△
7月22日 対ベイスターズ 3対1○
7月23日 対ベイスターズ 6対8●
○主な打者の成績
陽 22打数7安打.318 打点4
中井 9打数3安打.333
坂本 25打数6安打.240 打点2
阿部 24打数5安打.208 打点2
マギー 26打数12安打.462 打点3
小林 21打数6安打.286 打点1
長野 27打数3安打.111 打点1
村田 25打数3安打.120 打点3
亀井 13打数3安打.231 打点4
石川 3打数1安打.333
週間チーム打率 217打数53安打.244
○先発投手成績
7月17日 マイコラス 7回 自責点1
7月18日 高木 4回2/3 自責点1
7月19日 畠 7回1/3 自責点2
7月21日 田口 7回 自責点2
7月22日 菅野 8回 自責点0
7月23日 大竹 5回 自責点4
3勝2敗1分け。
先週も借金を1減らしてこれで41勝46敗1分け。
戦いぶりに粘りが出てきました。
マイコラス、田口、菅野の3本柱はきっちり7回以上を投げて責任を果たすピッチング。
課題はこの3人に続く投手ですが、これがどうもいけません。
3本柱で26勝に対し、それ以外の先発では大竹4勝、内海2勝、あとは宮國、山口俊、畠が各1勝。
実際は3人がしっかり勝ち星を上げられれば本当は十分なんですが、存在感のある第4、第5の投手は絶対必要です。
斎藤、槇原、桑田、宮本、木田。
江川、西本、定岡、加藤、香田。
堀内、高橋一、渡辺、関本。
そう考えると、今年この後CS圏内まで到達できるかは三本柱に次ぐ投手に名乗りを上げる選手が出てくるかどうかにかかっていると言って良いと思います。
特に今年はブルペン陣が不安定なので、先発陣が7回まで引っ張っていかないと安心出来ません。
そういった中でその候補の一人だった山口俊が愚行としか言いようがない不祥事を起こしてしまいました。
酒に酔って大切な右手を負傷。
その後警備員に暴行を加えて怪我をさせる。
言語道断。
酒に飲まれるなら自制しないと・・・。
球団にも、そして何より自身にとって大切な時期なのに、甘いとしか言いようがありません。
せっかく上昇ムードに乗ってきつつあったジャイアンツにとって水を差す出来事でした。
逆に明るい話題は畠の初勝利。
右ひじの故障と手術のリスク覚悟で指名したルーキーが前回の先発失敗からもうワンチャンスを見事活かすピッチング。
山口の不祥事の後だっただけに、正に救世主的な活躍でした。
今週も26日のカープ戦に登板してくれば強力カープ打線にどれだけ通用するのか見物です。
2軍監督だった斎藤コーチがそばに居てくれるのは畠にとっては大きいですね。
今後を占う大切な投球になります。
今週は火曜日からカープと3連戦、中1日あいてベイスターズと2連戦。
ゆとりのある日程ですが上位2球団との厳しい戦いです。
3本柱が投げる試合を落とさず、あと1勝を上積みして4勝1敗でいければ一気に借金は2まで減ります。
まずは5割復帰に向けて光が見えてきました。
打線も先週当たりが止まっていた坂本、阿部、長野、村田が普通に打ってくれれば投打が噛み合って互角以上の戦いが見えてきます。
今週も注目です。