夏休み明け。
誰もが後半戦に期待を込めてフレッシュな気持ちで臨むベルギー・スパフランコルシャン。
どうもフェルナンド・アロンソはそうではなかったようです。
今までも彼の言動についていろんな声が聞こえてきましたが、間違いないのは常に最善を尽くし与えられた条件の中でベストを尽くす。
腕は確かなのでマシンのポテンシャル以上の結果を残してきたこともありました。
しかし、今回の結果についてここまでの状況を見る限りどうも違うように思えます。
アロンソはエンジンプロブレム、エンジンプロブレムと言ってレースを終えましたが、長谷川代表は「データ上パワーユニットには一切異常は認められなかった」と話しています。
これまでのレースについては、アロンソが言ってきた問題とホンダ側のコメントは一致していましたが、ここまでの不一致は初めてです。
現段階でエリック・ブーリエのコメントが見られませんがほどなく出てくるでしょう。
そのコメントはとても興味深いです。
そのコメント内容で来季の契約についての何かしらが見えるような気がしています。
アロンソの今回の行動はマクラーレンに、俺をとるのかホンダを取るのか・・・と行動で示したと私は推測しています。
明らかに性能向上が見られているホンダとのパートナーを継続する可能性が高いと思っていますが、その場合逆にアロンソを失う可能性が高くなったような気はします。
答えはもうそう遠くない内に明らかになるのでしょう。
願わくばマクラーレンが来年以降のホンダとの契約を明らかにし、アロンソも気持ちを切り替えて、今回のレース内容を(自身の行動をどう自己評価するかは別にして)反省し、次のレースから今までのようにベストを尽くす。
そういった結果になってほしい。
そう願っています。
ベルギーGPの結果
ストフェル・バンドーン 14位
フェルナンド・アロンソ 27週 リタイア