正直、来年の体制が決まって力が抜けた感が否めません。
とは言っても、まだ今年マレーシアを入れて6戦残っているのも事実。
長谷川代表はマレーシアGPを前に最後の6戦はアプローチを変えて臨むことを明言しました。
それはエンジンアップグレードによるペナルティを避け、出来る限りポイント獲得を目指すというものです。
ん、待てよ、ということは現状のスペック3.なにがしか問題が起こっていたPUの信頼性が明らかに増したということなのでしょう。
実際マレーシアではフリー走行、予選、決勝を通じてPUには問題は発生しませんでした。
必ずしもホンダにとって優位とは言えないマレーシアの高温、高速傾向サーキットで2人揃ってQ3進出。
その段階に至っても、決勝に向けては慎重な声が多かったわけですが、ある意味嬉しい誤算と言って良いストフェル・バンドーンの7番グリッドスタートからの7位ポイント獲得。
もちろんシャシーも進化しているのでしょうが、当然のことながらPUに問題が発生すればこの成績にはならない訳で、嬉しい結果となりました。
かくなる上は残り5戦でルノーにはポイントで追い付いてほしい。
そう思います。
正直に言います。
ルノーには勝ってほしい。
そして今週は早くも鈴鹿です。
一時鈴鹿での開催がなくなりましたが、やはり鈴鹿はF1カレンダーに欠かせません。
隔年開催ではなく今後も毎年継続してほしいです。
日本開催だけに、レース以外の話題も事欠きません。
今年何といっても気になったのはダニエル・リカルドとフェリペ・マッサのすきばやし次郎訪問です。
リカルドといえばレッドブル・ホンダの可能性について懐疑心を持っていることが伝えられていますが、すきばやし次郎のすしは果たして口に合ったのでしょうか。
その他アロンソが渋谷で人間ウェーブを企画していたのに許可が下りず幻に終わってしまいましたが、どうもアロンソにはここ最近風が吹いていないようです。
マクラーレンとの契約はおそらく更新されるでしょうが、彼が望んだ(とされている)ホンダ以外のエンジンで果たしてどのような成績を残せるのか。
皮肉にもホンダとの決別が決まってからの2戦については上昇ムードのマクラーレン・ホンダ。
長谷川代表示唆している鈴鹿での今期最終仕様PUは果たしてどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか。
今年のレースは続きますが、当然のことながら来季に向けてもスタートは切られています。
複雑な思いで迎える今年の鈴鹿。
確実に言えるのは、マクラーレン・ホンダ、これが日本での見納め。
今後はもう見ることはないでしょう。