ダイレクトリマッチ。
チャンピオンベルトは5カ月の時を経て本来手にするべき主の元に戻ってきました。
有名なリングアナウンサーかもしれませんが、長い長い長い長い紹介。
スカートとスピーチと選手紹介は短い方が良い・・・と誰が言ったか知りませんが主役はリングアナではありません。
迎えた第1ラウンド。
圧力をかける村田。
足を使いながら手を出してくるエンダム。
第一印象、エンダムの出来は前回よりも良い。
しかしラウンドが進むにつれて村田のこの試合に賭ける執念がエンダムの気力を削ぎ取っていきます。
明らかに前回と違って村田は攻め続けます。
エンダムもポイントを取りにまとめてパンチを繰り出してきます。
5カ月前はこれにやられてしまいました。
実際村田も手数が少なかったです。
しかし今日は違いました。
魂のパンチを打ち込み続けます。
これだけ優勢に試合を進めていても前回のトラウマがあるためか、なかなか安心出来ません。
ラウンドが進んでも相変わらずポイント稼ぎで手数を多く見せる戦法に出てくるエンダム。
こんなボクシングに絶対負けてほしくない!
そういう気持ちで見ていました。
しかし今日の村田はどんどん攻める。
6Rには村田の右ストレートが見事に決まり一瞬腰砕けになるエンダム。
攻撃は7Rも続きます。
明らかにエンダムにダメージが蓄積され始めた印象。
迎えた運命の8R。
エンダム試合続行不可能。
戦意喪失です
5カ月遅れてチャンピオンベルトが村田の元に舞い降りた瞬間でした。
村田の勝利への執念が数多くの障壁を乗り越えました。
数々の示唆をいろんな人に与えた勝利でした。
気分爽快!
WBA世界ミドル級新チャンピオン 村田諒太 14戦13勝(10KO)1敗
前チャンピオン アッサン・エンダム 39戦36勝(21KO)3敗