18日早朝に起きた地震。
私も関西に住んでいますが、震源地から少し離れており被害はありませんでした。
幸いなことに、身内や、連絡が取れる知り合いも無事でした。
過去にお会いした方で、今はもう連絡が取れない人もいらっしゃいますが、無事を祈るばかりです。
こういう事があると、命の尊さを強く感じると共に、意思に反して亡くなられた方の無念さを思うと言葉がありません。
表題に戻ります。
今大会は、日本でテレビ観戦するには都合の良い時差なので、激戦をライブで見ることが比較的たやすいのは何よりですね。
21時頃に1試合、0時に2試合目、3時からの3試合目はさすがに厳しいけど、贅沢はいえません。
日本の初戦も21時からなので国内で開催されているのとほぼ変わらない感覚。
仕事帰りの人にはかえって見やすい時間帯だとも言えます。
そういった環境下で見られる今大会の試合。
これがまた熱戦続きで見る側にしたら何とも幸せな事態になっています。
次のカタールでは暑さのため、こんなに面白い試合はまず見られないでしょう。
盛り上がりに欠けている日本国内ですが、他国の試合とは言え、激戦を見るチャンスを活かさないのは実にもったいないと思います。
サッカーの面白さ、難しさを再認識させてくれること請け合いです。
そんな難しさを痛感させられたのがグループリーグF組ドイツ対メキシコ。
何と言ってもドイツは前回覇者。
ブラジルを失意のどん底に陥れた強さは忘れられません。
今回も優勝候補の筆頭とする向きもあるほどです。
対するメキシコも6大会連続でベスト16。
今大会は予選を首位で通過。
初戦でモチベーションも十分な訳で、個人的にはスペイン対ポルトガルと並び注目していました。
結果はご存知のように1対0でメキシコが勝利。
試合後はグループリーグとは思えないような、優勝したようなメキシコ代表陣の歓喜の輪が広がっていました。
気迫、戦術、選手交代のタイミング、全てメキシコがドイツを上回っていました。
完勝ですね。
ドイツは右サイド、キミヒからボールをセンタリングしての攻撃一辺倒。
逆に言えばそれしかさせてもらえませんでした。
ポゼッションではメキシコを上回っていましたが、厚い守りにゴールを得ることが出来ません。
シュートもほとんどが枠外。
いかにメキシコのディフェンスが素晴らしかったかがわかります。
ドイツにとって恐怖だったのが、メキシコのスピード豊かなカウンター攻撃。
決勝点もカウンターから生まれましたが、ドイツがボールをつなぎながら時間をかけて攻撃しても点にならず、逆にメキシコのカウンターからの鋭い攻撃に翻弄されるドイツの姿は信じられなかったです。
油断とまではいかなくても、カタールまで続投が決まっているレーブ監督をはじめ、選手たちにもどこか心にスキがあったんでしょう。
エジルが全然目立たなかったし、極端に言えばキミヒ以外は記憶に残らない位です。
こうして思うことは勝負はやっぱり勝つことが一番。
いくら面白いサッカーをしても負けてはいけません。
メキシコが今日行った戦い方は、体格的にも変わらない日本にとってお手本になると思います。
何より最後まで闘志が衰えることがなかったこと。
これだけでも真似することが出来たら、日本がコロンビアを破る可能性も高まるのではないでしょうか。
そう強く思った試合でした。
それにしてもF組大変なことになりましたね。