私の気持ちは題名の通りです。
横綱新記録の8場所連続休場。
以前(スポナビ時代)書きましたが、横綱に陥落がないのは、横綱たるもの万全な状態で出場し盤石な強さを見せるためで、中途半端な状態では出場せず問題があれば時間をかけても治す時間を与えられるためと私は思っています。
ただ、休むからにはしっかり身体を治し、いざ出場する時は進退が問われる覚悟は持たなければなりません。
本来であれば昨年夏場所途中休場した時点で治療に専念しておれば、今年初場所あたりが再起の場になっていたと思う訳ですが、結局無理に出場しては途中休場を繰り返す悪循環に陥ってしまい現在に至った訳です。
今回名古屋場所の休場が決まり、春、夏、に続いて3場所全休。
勝負勘が鈍るリスクはありますが、それ以上に身体の回復に専念できるメリットが大きいでしょう。
ちょうど良い例が身近にあります。
平成29年春場所 10勝5敗
平成29年夏場所 1勝4敗10休
平成29年名古屋 2勝2敗11休
平成29年秋場所 全休
平成29年九州 全休
平成30年初場所 11勝4敗
平成30年春場所 13勝2敗 優勝
平成30年夏場所 14勝1敗 優勝
似てませんか?
この勝敗カーブは稀勢の里にとって、とても良い指針になります。
再起をかける秋場所は二けた10番をとりあえず目標に置きましょう。
いきなり大きな目標をたてると余計プレッシャーがかかります。
再起場所10番は悪くありません。
それで自信を取り戻し、その上でけいこを積む。
そして1年納めの九州場所で優勝争いをしてあわよくば優勝。
復活への道はこれでどうでしょう。