3週連続開催のヨーロッパシリーズ。
トロロッソ・ホンダは1ポイントも獲得出来ませんでした。
ガスリーがイギリスでペナルティのため1ポイント失ってはいますが、期待以下の成績と言って差し支えありません。
様々な声が記事として掲載され、活字だけでは発言の重さが読み取れないので、一喜一憂しないほうが良いと理解はしていますが、ここにきてガスリーのホンダエンジンへの厳しい評価が連続して聞こえてきたので大変憂慮しています。
と思えば、レッドブル首脳陣からの、ホンダと組むことで、ルノーのパワー不足が解消され来年はフェラーリ、メルセデスと同等に戦えるといった談話も見受けられます。
ニュースにはフェイクが付き物ですが、今、目の前で起こっている確かなことは、
①ホンダは来年度からレッドブルにもエンジンを提供する。
②レッドブル以外のルノーエンジンを搭載するチームは(ルノー・マクラーレン)いずれも現在トロロッソ・ホンダよりコンストラクターズで上位に居る。
③トロロッソ・ホンダは10戦消化して19ポイントしか獲得出来ていない。
④3強を除くエンジンメーカーで括ったコンストラクターズポイントは、ルノー118ポイント、フェラーリ64ポイント、メルセデス52ポイント、ホンダ19ポイント。
ホンダは1チーム、他のメーカーは2チームの合計ですが、当面比較されてしまうルノーには数字で見る限り及んでいません。
昨年エンジンのせいで上位に進出できないとの理由でホンダとの契約を解除しました。
エンジンを変えることで上位に進出できると語っていました。
しかし結果を見ると目標に遠く及ばず、エリック・ブーリエは更迭され、体制を変更するに至りました。
結果が出なかったのは車体に問題があったからでは・・・との声も聞こえてきます。
そういった声も、今年ある程度トロロッソ・ホンダが結果を出しておれば、ふむふむと納得できたと思いますが、現状は決して満足できる成績とは言えません。
トロロッソの車体が劣っているのでしょうか?
ドライバーの腕が未熟なのでしょうか?
ホンダエンジンが劣っているのでしょうか?
来年は昨年までの3年間とも比べ物にならないくらいホンダにはプレッシャーがかかってきます。
レッドブルの期待に応え信頼を勝ち取らなければなりません。
そのためにも、まずは今年。
後半戦でトロロッソ・ホンダは、目に見える結果を出さなければなりません。
思えばホンダとして第2期F1の時代。
ウィリアムズ・ホンダとして当初苦戦しながらも、2シーズン目の終盤3戦に3連勝。
後の黄金時代につながっていく訳ですが、F1はシーズン内でもガラリと変わって戦闘力が増すことが珍しくありません。
残る11戦。
来年の飛躍が約束できるようなパフォーマンスを披露してくれる。
期待して応援し続けます。