【仕事以外全部趣味】
今日はF1グランプリではなくM-1グランプリで。
今年も4分間にかける熱き笑いのバトルが繰り広げられました。
視聴率は関西で28.2%、関東でも17.8%という高い数字。
年末の風物詩として認知されていることが見て取れます。
私は関西出身なので吉本、松竹の笑いを、それこそ物心ついた時からシャワーのように浴びてきました。
大阪では素人の会話も漫才になっていると表現されることが多いです(もちろん皆が皆そうである訳ではありませんが)が、小さいころから刷り込まれた掛け合いが、それこそ千本ノックを受けた野手がもう反射神経的に飛んでくる打球にグローブを出すのと同じ感じで、ツッコミを返してしまう。
口が勝手に反応している状況なんですね。
考えて反応しても面白くない。
考えるより早く言葉を発することが出来る土壌が関西にはあるのでしょう。
こういうノリを嫌う人が多いのも理解出来ますが、そういう方は見て見ぬふりをお願いします。。
さて、Mー1グランプリ。
途中休止期間がありますが14回の歴史。
このように漫才をショーアップするきっかけは、昔フジテレビ系列で放送された花王名人劇場枠での「THA MANZAI」といって間違いないでしょう。
やすし・きよしとかセントルイスだったか出場コンビの記憶は曖昧ですが、番組構成が斬新でした。
実際の漫才だけでなく、ド真剣なネタ合わせなどの楽屋ネタ、他のコンビの本番の漫才を食い入る様に見て刺激を受ける他のコンビ。
それらを映像として流し、ひとつのエンターテインメントとして成立させました。
これは画期的でしたね。
あの瞬間から漫才はMANZAIに進化したと思います。
オーディエンスとの一体感も、昔の劇場風景とは異なります。
アイドルコンサートかと思うようなノリ。
これまた賛否両論ありますが、オーディエンスの盛り上がりが漫才をより面白くする要素になっているのもまた事実。
コンビの力の入りようが違います。
Mー1グランプリでネタを披露するのは僅か4分程度。
劇場とは違って短期決戦です。
たった4分で観衆と審査員の心をつかむのは困難を極めます。
伝わってくる緊張感はガチンコです。
今回の結果はおおむね納得しました。
霜降り明星は見事にはまりました。
ワンチャンスを物に出来るのは運と実力双方持っている証拠。
もし今回取れていなければ、Mー1王者とは無縁だった可能性は高かったでしょう。
個人的にはジャルジャルにはまってしまいました。
数年前、関テレ深夜にジャルジャルが進行する街撮りバラエティがありました。
いかにも彼等らしい番組でしたが、今回のネタを見てまたやって欲しくなりました。
志らく師匠の得点とコメントが一部に物議を呼んでますが私は的確なコメントだったと思いました。
和牛もさすがでした。
まだまだ底を見せていない感じで、これからも活躍を期待しています。
それにしても霜降り明星勢いがありましたね。
お見事でした。