丸2年三役を守り先場所から対横綱4連勝中の御嶽梅。
世代交代が目の前まで迫ってきた大相撲においてその先頭を走る二人が今場所早くも3日目で顔を合わせます。
初日、2日目と完勝し勢いが止まらない・・・というより、もはや実力と言って差支えない貴景勝。
対する御嶽海は先場所7日目から休場し、またもや有望力士が怪我に泣くのか・・・と思われたのも束の間、何と11日めから再出場で白鵬を破り最終的に勝ち越し。
陥落必至の情勢から三役を守る離れ業を成し遂げました。
とにかく高安以外の大関横綱が不安定なので、遅かれ早かれ貴景勝も御嶽海も大関に昇進するでしょうし、さらに上も目指せるチャンスなのが現在の角界。
現在この二人の対戦は9回戦って御嶽海の6勝3敗。
最近は御嶽海が4連勝という成績です。
貴景勝が押し相撲に対し、御嶽海は押しても組んでも戦える強みがあり、それが対戦成績の差に表れていると思われます。
貴景勝が勝った3番は押し倒し、押し出し、押し出し。
御嶽海が勝った6番は引き落とし、引き落とし、送り倒し、突き落とし、叩き込み、寄り切り。
貴景勝の勢いを止められれば御嶽海。
そうでなければ貴景勝。
非常にわかりやすい構図だと思います。
貴景勝22歳、御嶽海26歳。
今後繰り返されるであろう名勝負。
そう考えて3日目の取組を見ようではありませんか。
〇貴景勝 幕内成績 117勝76敗4休 三役成績 40勝22敗
〇御嶽海 幕内成績 171勝126敗5休 三役成績 111勝83敗3休
(春場所2日目まで)
※数字に関しては相撲レファンレスを参照致しました。