モナコでホンダ勢4台全て入賞。
その勢いを本物にするためにもカナダGPでもある程度結果が欲しいところでした。
しかし残念ながらフリー走行から今一つの走り。
予選でも(要因は様々ありますが)最高位がピエール瀧・・・いやガスリーが5位。
フェルスタッペンは最終アタックが出来ない誤算があったとは言えQ3に進出できず。
トロロッソ勢の二人もQ2止まり。
決勝レースでの苦戦を思わせる結果だったことは間違いありません。
迎えた決勝。
優勝はハミルトン。
実際はフェラーリのベッテルがチェッカーフラッグを受けており、フェラーリはルクレールも3位で、順位はメルセデス、フェラーリ、フェラーリ、メルセデスときてようやく5位にマックス・フェルスタッペン。
今季ワーストとは言え、予選11番スタートからさすがの上位進出でした。
しかしこのあたりに、予選5位からスタートしたガスリーがいないのは問題かと。
6位にリカルド、7位にヒュルケンベルグのルノー勢が続くのは気分が悪いです。
そのあとでようやく8位にガスリー。
トロロッソ勢はクビアトが10位で3戦連続ポイント獲得するもアルボンはリタイア。
エンジンのポテンシャルが物を言うジル・ビルニューブサーキット。
フェラーリはスペインで投入したスペック2をこのカナダで完全版とし、メルセデスもフェーズ2のPUを投入。
ホンダもPUの一部のコンポーネントを交換しましたが、メルセデスとフェラーリの後塵を浴びる結果となってしまいました。
救いはフェルスタッペンが、問題はホンダのエンジンではなく車体と話してること。
昨年あれほどルノーエンジンに辛辣な言葉を発していただけに、フェルスタッペンのホンダへの信頼の深さが本当に救いです。
しかし結果が全ての世界。
各方面からも風当たりが強くなってくるのは間違いありません。
ガスリーのドライバー交代騒動はカナダの結果を受けて鎮静化どころか益々燃え上がってくることになりそうです。
レーシングポイントが2ポイント加算で19ポイント。
トロロッソはアルボンリタイアでクビアトの1ポイント加算のみで17ポイント。
ハースの二人が入賞圏外でポイント伸ばせなかったので、コンストラクターズは7位と変わらずですがミッドフィールド争いで上位との差を詰めることは出来ませんでした。
次戦は再びヨーロッパに戻って21日からフランス、オーストリアと2週連続開催。
何らかの成果が必要です。