2020東京オリンピックから正式種目。
チームは男子3階級、女子3階級の6人制で戦い、先に4勝した時点で勝ち抜け。
3対3になった場合は無作為に決められる階級の選手同士で決定戦を行います。
選手は団体戦のみのエントリー選手と個人戦出場選手をミックスして構成されます。
選手層の厚さで他国に勝る日本は絶対的な優勝候補で、現在2連覇中。
今大会3連覇に挑み、見事にそれを成し遂げた訳です。
個人競技であっても団体戦となると、戦う選手も応援する観客も大変な盛り上がり。
今日の決勝戦、先鋒の影浦が延長の末出足払いでしょうか、鮮やかな1本。
大切な決勝の先鋒で日本に流れを呼び込む大きな勝利。
影浦は団体のみエントリーでしたが3試合全てに出場してオール1本勝ち。
これで東京オリンピックの有力な代表候補の一人になりました。
続く芳田がほんの僅かのスキを突かれ、開始30秒足らずで一本負け。
団体戦初の敗戦で1勝1敗となり嫌な流れになりそうでしたが、中堅大野が段違いの圧倒的強さを見せてキレッキレの内股と鮮やかな巴投げで合わせ1本。
大野は正に千両役者そのもの。
格の違いを見せつけて会場のボルテージも一気に上がります。
続く新井が個人戦敗退の借りを、金メダリストガビーに勝利して返し、優勝に王手。
副将村尾三四郎が死闘の末延長で惜しくも締め技でギブアップ。
メダルの色を決める戦いは大将戦。
濱田とマロンガの戦いは女子78kg級決勝と同じ顔合わせ。
個人戦で敗れた濱田はいろんな意味で負けるわけにはいきません。
リベンジに燃える濱田が屈指の寝業師ぶりを発揮して、マロンガを蟻地獄に誘い込むかのような絵にかいたような寝技で一本勝ち。
ここに日本の世界選手権3連覇が成りました。
いやあ~、ほんと団体戦は盛り上がりますね。
見ている方も、ちからが入る入る。
やっぱり団体戦は選手同士が直接戦う方式が盛り上がりますね。
他競技と比較するのは申し訳ないですが、フィギュアスケートや体操の団体戦は直接選手同士が戦う訳ではありませんので盛り上がりの質が全く異なります。
特にフィギュアスケートは無理やり感満載で本当に必要?といつも思っています。
体操は各国4人が同じ種目を演じて得点を競うので団体的要素を多く含みますし、
(決勝は3人)演技に対する得点の合計で順位が決まるのでハラハラドキドします。
スキージャンプ団体でも同じことが言えます。
しかしフィギュアスケートは男女シングル、ペア、アイスダンス各一人(一組)がSPとフリーを滑走。
演技の得点合計で争うのではなく、各種目ごと1位に10ポイント2位9ポイント・・・10位1ポイントが与えられ、そのポイント合計で順位を争う仕組み。
全然練れてない感じを受けてしまいます。
今日の柔道団体戦を見て、日本の金メダル獲得に飛び上がって喜びましたが、同時にそんな感想を少し持ってしまいました。
ではまた。