初戦ロシア戦で勝利したにもかかわらず、ややネガティブな記事を書いた私。
ほんとすいません。
私の認識不足でした。
第2戦はアイルランド代表。
大会前はランキング1位、最新のランキングでも2位の強敵、難敵、プール最難関。
元々、予選プールではアイルランドに負けても仕方がない。
前回大会の借りを返して決勝トーナメント進出。
こう胸算用を立てている人は多かった、いやほとんどの人がそう思っていたはずです。
しかし、本当にアイルランド戦の日本代表は素晴らしかった。
何もかもが1戦目とは違いました。
スクラムハーフ流大も非常に素早い動き。
判断も良かった。
初戦とは異なりフォワード、バックス一体となった連続攻撃。
初戦多用したキックはほとんど使いません。
これですよこれ!
それもこれもフォワード陣が頑張ったから。
頑張ったという、月並みな表現では表しきれませんがとにかくすごかった。
前半35分のスクラム。
日本がアイルランドを押し込んで相手反則を誘発させたときの盛上りは凄かった。
自信が確信に変わった瞬間でしたね。
あれで一気に流れがきました。
前半最後のプレーは惜しくも得点につながりませんでしたが、後半への期待が十分に膨らむ前半の終わり方でした。
後半はアナウンサーも実況で語ったようにエナジーが違いました。
誰が見ても日本代表のエナジーがアイルランドを上回っていました。
守備も完璧。
ゲーム内容は日本が押しに押す展開。
これはもう絶対に勝ちたい試合。
善戦で終わってはいけない。
そう思いながら必死で応援し続けます。
ついに念願の逆転トライ。
ゴールも決まって16対12。
まだまだワントライで逆転の点差。
しかしアイルランドは責めても責めても、魂のディフェンスで得点に至らず。
逆に後半32分に日本がPGを決めて19対12。
残る8分も守り切って優勝候補の一角に勝利しました。
何と後半はアイルランドに得点を与えず零封。
最後ワンプレーは、あのアイルランドが7点差以内の負けなら得られるボーナスポイント1点を得るためボールを蹴りだして試合終了させるという結末。
攻撃を続けた場合、自らトライ・ゴールを得ることは難しく、日本に更に加点される恐れを感じたということ。
もうジャイアントキリングと言わせない見事な勝利でした。
今回田村が成功した4本のPG。
トライの数によるボーナスポイントが強調されるので地味ですが、PGを確実に決めることの大切さを改めて感じました。
前半点差を話されなかったのも3本のPG成功があったから。
後半相手の追いかける意欲を失わせたのも1本のPG。
この12点が日本勝利に大きく貢献していたことは忘れてはなりませんね。
過去、日本のスポーツは全般的に難敵相手に善戦どまりということが多かった。
しかし最近は勝ちきることも増えてきました。
実に頼もしい限り。
残る2試合。
油断は禁物の声も聞こえますが、今の日本代表が油断するはずないでしょ!
インタビューで堀江選手も冷静に「僕たちは優勝を目指している」と語っていました。
間違いなく我々応援している者をまだ見ぬ世界に連れて行ってくれるでしょう。
本当に良い試合を見させていただきました。