大型台風19号の上陸により甚大な被害を受けた日本列島。
その影響で中止も検討された今日の日本対スコットランド戦。
試合前中止の可能性に対し批判を繰り返したスコットランド首脳陣と協会。
ノーサイドでなくて試合前なら何を言っても良いのかと正直げんなりしていました。
もしかしたらヨーロッパでは台風なるものを経験したことがなくて(モンスーンもハリケーンも)これほどの被害をもたらす想像が出来ていなかったのかなと思ったりもしていましたが・・・。
ただこの一連のスコットランドの対応が、日本代表と日本代表サポーター、日本国民の心に更なる結束をもたらすに違いないと考えてもいました。
この流れは間違いなく日本代表が勝って決勝トーナメントにいくパターン。
そう信じて疑わずに試合を見ることが出来ました。
仕事の関係で前半20分過ぎからの観戦。
この時点ですでに14対7とリードしている!
一気に気持ちが高揚して画面にくぎ付け。
画面から日本代表の勢いがあふれ出てきてました。
前半終了間際にはゴロキックを福岡が確保してトライ。
ゴールも決まって21対7。
後半も開始早々、またも福岡が相手ボールを奪い取ってそのままキャッチ。
追いすがるスコットランド選手に影をも踏ませず独走でトライ。
ゴールも決まって28対7。
ボーナスポイントも1点獲得。
例え負けても7点差以内のボーナスポイントも見えてきて、進出に大きく近づく値千金のトライで、完全に勢いは日本代表にありました。
その後スコットランドが意地を見せてスピードとフォワードの強さで2トライ2ゴールを返された時はさすがに凍り付きましたが、サポーターの気持ちが通じましたね。
日本代表魂の守りで、最後相手スクラムからターンオーバーしてボールを奪う。
残り時間はもう1分少々。
あとはボールをキープするのみ。
スタンドからはいよいよ秒読み。
おそらく全国の日本代表応援団も決勝トーナメント進出へのカウントダウンをしていたことでしょう。
そして迎えた80分どらの音。
ボールをけりだしてノーサイド!
やりましたねえ、素晴らしい戦いでした。
後半牙をむいてきたスコットランド代表に堂々たる勝利。
初戦ロシア戦でエディージャパンが懐かしいと書いたのが恥ずかしいその後の3試合。
鮮やかなランニングラグビー。
よくぞここまで本物のチームに仕上げてくれました。
ジェイミー・ジョセフジャパン!
4戦4勝でトップ通過。
これぞ日本ラグビー。
世界の強豪仲間入りの扉を開きました。