影無茶のスポーツ24/7

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新型コロナ禍 全国高校総体中止という現実 そして高校野球は

ついに・・・というかやはりというか、全国高校総体(インターハイ)がコロナ禍により史上初の中止と決まった。

一部の競技を除く30競技の夏の選手権として日本一を決めるこの大会は当然のことながら高校生最大の目標だ。

3年生にとっては高校生活の集大成。

本大会に出られなくても予選に参加し、それぞれの目標に向かって全力を尽くす。

練習に練習を重ねた成果を求めてその結果に一喜一憂する。

それらを含めてすべてが高校生活の思い出となるのに、それが中止。

昨年末の段階で誰がこのようなことを想像しただろうか。

しかし最近の動向から、この結果を覚悟していた学生は多いだろう。

目標がなくなったことで自暴自棄にならないで欲しい。

指導者は生徒の心のケアをしっかり行っていただきたい。

 人生はこれからなのだ。

 

そして高校野球だ。

夏の甲子園大会。

6月になれば予選も始まる。

それまでに開催か中止か結論をださなければならない。

現状では開催は厳しいと言わざるを得ない。

何しろ学校自体が未だに休校となっている状況。

センバツでは一度無観客試合での開催を模索したが、結局中止。

選手に要らぬ希望を持たせてしまった。

今回は一発で結論を出して欲しい。

3年生にとっては非情な決定になる可能性が高い。

都道府県の代表校が甲子園に移動してくれば宿泊も伴い3密状態が形成される。

地元の応援団がこなくても感染リスクはつきまとう。

先のこととは言え警戒を緩めてはいけない状況がまだまだ続く。

もし可能であれば地方大会だけでも無観客で行うことを模索してはどうだろう。

各県ごとに状況は異なるが主催は各都道府県高野連なのでそれぞれが独自に判断して開催の有無を決めればよいのではないだろうか。

3年生にとって最後の夏。

少しでもチームメートと野球ができる可能性があるならば、無理に横並びで全て地方大会も中止としなくても良い気がする。

簡単なことではないかもしれないが・・・。