今年度のF1。
先日フランスGPの中止が発表された。
これで開幕からの10戦が延期か中止。
第11戦レッドブルお膝元のオーストリアが今年の開幕戦となるようだ。
オーストリアでは2週続けて無観客で開催可能としており、その次のイギリスも連戦出来るらしい。
オーストリアGPは7月5日。
当初のカレンダーではオーストリア以降残り12戦だがそれを白紙にし、延期されている開催地を含めてスケジュールを組みなおすとのこと。
フランスまでの10戦で中止確定なのがオーストラリア、モナコ、フランスの3戦。
残る7戦とオーストリア以降当初予定の12戦を整理して新たな予定を立てる訳だが、何戦出来るのかを含めスムーズに事が運ぶかは予断を許さない状況だ。
何しろ新型コロナについてはわからないことが多すぎるし、ワクチンが出来ない限り、いくつかの山と谷を繰り返すので、スケジュールが確定しても開催できるかどうかはその時にならないとわからない。
今年はホンダの完全復活成るか、それに付随してマックス・フェルスタッペンの最年少チャンピオンなるかなど話題豊富だったが、もはやそれに対する興味もどこかに飛んでしまったというのが正直なところだ。
まあ、何とか今年開催しようとする試み、努力は当然だが、実は本当に心配なのはコロナ禍による世界的不況の影響だ。
自動車産業が受けるダメージは過去に類を見ないほど大きくなる可能性が高い。
そうなった時、ホンダが、ルノーが、メルセデスが果たしてF1に資金をつぎ込み続けることを良しとするだろうか。
撤退という選択を余儀なくされる可能性は決して低くない。
今年は何とか調整して何戦か開催されても、来年F1自体が果たして存続可能なのか。
F1に限らずモータースポーツは歴史上もっとも難しい局面に立たされると思う。
焼野原になっていないだけで、世界中が戦後の復興と同じ苦労を経験することになる。
そんな状況でF1が開催出来るのか。
私は来年度、何事もなくレースが開催されている風景を想像できない。
果たして・・・。