今日から大相撲11月場所が始まる。
9月場所の日程が後ろに伸びたので、あっという間に始まる印象だ。
本来1年納めは九州場所だが今回も両国開催。
結局今年は地方場所は大阪のみ開催(無観客)となってしまった。
ここもまたコロナの影響を大きく受ける。
先場所は両横綱不在の中、正代が13勝2敗で優勝。
関脇3場所を32勝13敗とし堂々大関昇進。
これにより貴景勝、朝乃山、正代と横綱を狙える活きの良い大関が揃った。
3力士の数字を並べると、
貴景勝 24歳 幕内戦績 187勝113敗30休 勝率.623
大関在位7場所 50勝29敗26休 勝率.633
(休みは勝率に計算せず)
朝乃山 26歳 幕内戦績 161勝109敗 勝率.596
大関在位2場所 22勝 8敗 勝率.733
正代 29歳 幕内在位 224勝196敗 勝率.533
全て幕内勝率が5割を大きく超えている。
年齢的にも若い。
正代はぎりぎりだが、過去に休場なしで身体的には若い。
前回の相撲に関する投稿で横綱候補を掲げたが、正代は前頭在位が長すぎて候補から外したが、最近は人が変わったようで、関脇を3場所で通過した勢いは無視できない。
朝乃山については2場所連続で絶対負けられない戦い(先々場所が照ノ富士、先場所は正代)に負けてしまったのが問題。
これ以上負けると苦手意識が生まれてしまうので横綱を目指すには大きなマイナスだ。
個人的には朝乃山推しなので、今場所は意地を見せて両力士に勝って欲しい。
貴景勝も故障を抱えながら先場所12番勝って先輩大関の意地を見せた。
横綱を狙える力量を持つ大関が揃ったので土俵は盛り上がるだろう。
この大関3力士以外にも御嶽海、照ノ富士、霧馬山、琴勝峰、若隆景あたりが土俵を盛り上げてくれそうだ。
最後に両横綱の休場について。
過去に幾度か書いたが、横綱というものは晩年は休場を繰返すものだ。
肝心なのは休場明けに誰もが納得出来る成績を残せるかどうかだ。
この両横綱は過去の休場明けには必ず責任を果す成績を残してきた。
休場せずに安定した成績を残すことは理想だが、横綱に降格がないのは権利なのだから、休場が多いことを理由に引退勧告をするべきではないと思う。
おそらく初場所には揃って出場してくるはずで自ずと答えは出るだろう。
大関をはじめとする他の力士がこのチャンスを物に出来るかどうか。
千載一遇のチャンスを掴む力士は誰なのか。
もうモグラたたきゲームは見たくない。
レベルの高い横綱昇進争いを見せて欲しい。
※記事内の数字は相撲レファレンスを参照させていただきました