長いペナントレースに比べて何と日本シリーズの呆気ないことか・・・。
昨年の無念を晴らしてくれることを信じていたが、正直いって歯が立たなかった。
原因はいろいろあるが、一言で言って、野球が違う！
確かにシリーズ前からホークス有利の声が多数を示していた。
しかし短期決戦は何が起こるかわからない。
ラッキーボーイの登場もままある。
何より昨年の屈辱を晴らす気持ちを持った選手が死に物狂いで打倒ホークスに挑んでくれると思っていた。
もちろん選手はその気持ちを持ってシリーズに臨んだと思う。
しかしホークスは圧倒的に強かった。
日本シリーズの結果
スコア
第１戦 ●ジャイアンツ１－５ ホークス〇
第２戦 ●ジャイアンツ２－１３ホークス〇
第３戦 ●ジャイアンツ０－４ ホークス〇
第４戦 ●ジャイアンツ１－４ ホークス〇
主な打者の数字
吉川尚 １０打数１安打 打点０ .１００
松原 ９打数０安打 打点０ .０００
坂本 １４打数３安打 打点１ .２１４ .０７７ 打点０
岡本 １３打数１安打 打点０ .０７７ .１８８ 打点３
丸 １５打数２安打 打点０ .１３３ .０７７ 打点０
中島 １１打数２安打 打点０ .１８２
ウィーラー １３打数２安打 打点２ .１５４
大城 ９打数１安打 打点０ .１１１ .１８２ 打点１
亀井 ８打数０安打 打点０ .０００ .２８６ 打点２
若林 ５打数２安打 打点０ .４００ .０００ 打点０
重信 ２打数０安打 打点０ .０００ .２００ 打点０
※赤字は昨年日本シリーズの数字
シリーズチーム打率 １２１打数１６安打 .１３２
投手成績
第１戦 菅野 ６回 自責点４
第２戦 今村 １回２／３ 自責点３
第３戦 サンチェス ６回１／３ 自責点３
第４戦 畠 １回１／３ 自責点４
シリーズ先発防御率 １５回２／３ 自責点１４ ８．０４ ３．４３
シリーズブルペン陣防御率 １８回１／３ 自責点 ９ ４．４２ ６．２３
シリーズ投手陣防御率 ３４回 自責点２３ ６．０９ ４．５０
※赤字は昨年シリーズの防御率
感想
２年連続スイープ負け。
８年連続パリーグ日本一。
世間ではセリーグは何故こうも弱いのか論議が活発に交わされる始末。
交流戦も含めセリーグはパリーグに歯が立たないイメージがついてしまった。
実際ホークスは圧倒的に強かった。
今日、シリーズに関する様々な記事を読んだ。
ジャイアンツ完敗についていろんな声が上がっていたが、そのどれもがその通～りと言えるものだった。
それにしても・・・だ。
ジャイアンツは調子の良い選手が一人もいなかった。
これは異常なことだ。
思えばマジックが一桁になってからジャイアンツのペースがガクンと落ちた。
日本シリーズになっても結局調子は戻らなかった訳だ。
これに対しホークスはリーグ戦終盤になってグングン調子を上げてきて、最後は苦手マーリンズを相手にＣＳで２戦連続の逆転勝利。
勢いそのままにシリーズに流れ込んでこれたようだ。
個人的にＣＳは反対だが、優勝アドバンテージ１勝で２位とのＣＳは有りと思った。
これが本当のジャイアンツの真の実力だった・・・とは思いたくないが。
４試合の内３試合は２回までにホークスに点を取られ、３回までに与えた点数は４試合で１４点。
ジャイアンツが４試合で４点しか取れなかった訳だからこれでは勝負にならない。
結果としては昨年以上に完敗。
この負けっぷりを来年糧とするのか、沈滞ムードを持ちこしてしまうのか。
来年は菅野がポスティングで流出することが既定の事実。
誰かが抜けても誰かが埋める。
かつてカープが黒田が抜けても、前田が抜けても、それでも強かった。
ジャイアンツにも当然同じことを期待する。
気が早いがデラロサを来年は先発に回してビエイラを抑えにしてはどうか。
いやいや、ここでこの手の記述をするのはちょっと違うか・・・。
もう少し頭を整理してから別の機会に来年のことを書くことにする。
まあ、それでも１年間お疲れ様でした・・・と言いたい。
若手も育ってきたし、シリーズの悔しい思いも経験出来た。
このことが来年に必ず活きるだろう。
松原なんか今頃悔しくて悔しくて地団駄踏んでいることだろう。
原監督！来年は日本一！たのんまっせ！
