大相撲春場所が始まる。
今場所も両国で開催。
コロナ禍以降開催された場所は全て両国。
地方での開催は令和元年九州場所以降行われていない。
今年中に地方開催は解禁されるのだろうか。
先場所は平幕前頭筆頭大栄翔が最高の突き押し相撲で優勝。
特に初日から番付上位を相手の7連勝は文句のつけようがない内容。
結果13勝2敗で初優勝を飾り一躍大関候補に名を連ねることになった。
最近6場所中3度目の平幕優勝。
大栄翔を褒めるのは当然だが上位力士にプライドはないのか。
綱取りどころか左足関節靱帯損傷で途中休場。
今場所はカド番だ。
今度こそ世代交代成るかと何回思ったことか。
白鵬は近年目立って休場が増えた。
晩年休場が重なる横綱は出場した場合大関以下が引導を渡さなければならない。
鶴竜も今までは同様だった。
大関以下の力士はいったい何をやってるんだ!って言いたくなる。
みんな本当は横綱になりたくないのか・・・って思ったほどだ。
だが先場所NHKの中継を見ていたら決まり手をテーマに面白い話が披露されていた。
その中で昭和の時代と現在の決まり手を比較したデータが示された。
それを見て新横綱が生まれない要員がわかった気がした。
そのことを書いたのが以下の記事だ。
今は両横綱が引退しても、簡単に横綱は生まれないだろうと思っている。
考え方を変えた。
ここで鶴竜について少し触れておきたい。
春場所を休場することが明らかになり、昨年7月場所3日目以降5場所連続休場。
休むのは横綱の特権だ。
しかし今回は復帰に向けての稽古中の怪我とのこと。
これは厳しい。
相撲を取れる身体ではもうないのだろう。
鶴竜は1日でも良いから本場所で横綱土俵入りをして散りたいと考えているはずだ。
好漢鶴竜関なのでそうさせてあげたいが、状況は厳しいと言わざるを得ない。
さて今場所の展望。
優勝候補筆頭は照ノ富士。
私の推し朝乃山は照ノ富士に歯が立たない。
昨年7月場所13日目初対戦で照ノ富士に敗れてから朝乃山の歯車は狂った。
逆に照ノ富士はこの一番で復活を完全に印象付けた。
元々実力者。
その後は横綱級の強さを見せているのは衆目の一致するところ。
照ノ富士の膝が悲鳴を上げるのと横綱に昇進するのとどちらが先だろうか。
優勝候補次点は白鵬。
稽古でもまだまだ存在感を示しており簡単に負けそうもない。
問題はスタミナ。
逆に言えばスタミナがどうかってことしか問題点が見当たらない。
初日は先場所優勝の大栄翔。
協会も粋な取組を作ったものだ。
白鵬が勝てば波に乗るだろう。
いずれにしてもすごいね、白鵬は。
3番手には期待を込めて朝乃山。
横綱に相応しい四つ相撲。
照ノ富士に勝てば一気にブレイクスルーが成るかもしれない。
さあ、今場所は後から振り返るとターニングポイントと成り得る場所となるか。
まずは初日。
注目だ。