影無茶のスポーツ24/7

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東京オリンピック 感じたことをそのままに③ 東京に帰ってきた聖火 開会式

東京オリンピックが開幕した。

既に競技は始まっているが、開会式があって初めて開幕と言える。

今回開会式担当チームが大幅に入れ替わったり、最後バタバタと辞任したりで、今日(もう昨日)見たのは最終的に誰が演出した物なのか、さっぱりわからないのだが、総合的には上々の出来栄えだったと思う。

全体のトーンとしてはリオ閉会式の「Rio to Tokyo」を踏襲しているように感じた。

Rio to Tokyoは凄く気に入ってたので今日の演出も個人的にはストライクゾーン。

事前に撮影されていて開会式で流した映像は競技場内ではどう映されていたのだろう。

大型ビジョンで放映されていたと思うけど、どの程度臨場感を味わえたのか気になる。

やたら皆が躍る演出が多くて、外国人は日本人ってこんなに踊りが好きなのかって思ったかもしれない(笑)

パントマイムでピクトグラムを表現して全競技を紹介する演出は笑ってしまった。

これは個人的にはツボにはまった。

ベタだけど、とてもリラックスした演出。

日本もよくぞここまで肩の力が抜けた演出が出来るようになったもんだと感心した。

演者は大変だったと思うけど(笑)

海老蔵上原ひろみのピアノで歌舞伎を演じるあたりも斬新だった。

君が代はMISIA。

今や国民的歌手だ。

さすがのMISIAも最初少し緊張していたが、さすがにしっかり歌い上げた。

フィールドの多くの立方体が宙に浮き、オリンピックエンブレムが形作られ、それが地球に変化したのも良く出来ていた。

ドローンで形作ったとアナウンサーが話してたが相当緻密な計算が必要だっただろう。

雨降らないで良かったよ。

聖火リレーで長嶋さんが登場したのは驚いた。

王さんと松井さんと3人で組んで聖火をつないだ訳だが、最初長嶋さんのあまりの衰えを見てとても悲しくなってしまったが、次の走者にリレーするときの長嶋さんのアップになった表情を見て、目が穏やかに微笑んでいてしっかりと周りを見ることが出来ているのがわかって嬉しくなった。

王さんも癌を克服して元気そうだし、ON砲の揃い踏みが見られて本当に良かった。

選手入場はとにかく長かった。

205の国と地域が参加するので時間がかかるのは仕方がない。

64年の東京オリンピック古関裕而作曲のオリンピックマーチがとにかく秀逸で、私のオリンピック開会式入場行進はこれがベースになっていて、これを超える入場行進はいまだにない。

あの曲と、テレビでは北出清五郎アナ、ラジオでは鈴木文弥アナ。

どちらも名調子でマーチと合わせて、その素晴らしさは忘れられない。

64年はまだ選手はしっかりと整列して入場行進をしていた。

今のようにリラックスして、皆がテンでバラバラな感じで入場してくるようになったのはいつからだろう。

一度、市川崑監督の東京オリンピックを見ていただければ、開会式の入場行進の素晴らしさが少しはわかってもらえるかと思うので機会があれば見て欲しい。

実は64年は閉会式がさらに素晴らしく感動物なのだが、それはまたいつか。

これらの式典を見て、観客が入っていたらどれだけ良かったかと真に思った。

コロナが憎いなあ。

それと同時に政府のコロナに対する宣言のタイミングや、その他諸々の無策が残念でならない。

今回オリンピックが無観客開催となったのは完全に政府の失策だ。

政府の失策で今回のオリンピックはもはや安全安心な大会とは言えなくなっている。

最後まで全く油断できない状況での開催であることは変わらない。

明日から本格的に競技が始まる。

感じたことをそのままに①で書いたが、今回のオリンピックは実況放送しか見ない(録画含む)のでワイドショーやニュースの見解と全く異なることを書くかもしれない。

でもそれも面白いと思う。

最後までお付き合いいただければこの上ない幸せだ。

明日は何を見ようかな。

 

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