大相撲初場所が終わった。
最初にお詫びしなければならない。
前回の記事で御嶽海に対し、現状に満足しているのでは・・・的なことを書いた。
ところが見事に優勝を飾り、場所後の大関昇進を確実にした。
この場を借りてお詫び申し上げる。
長く小結、関脇を務めてきた実力派。
こうなったら欲を出して何としても上を目指して欲しい。
千秋楽では阿炎を交えて巴戦の可能性もあったが今回はそうならなくて良かった。
照ノ富士はどう見ても相撲を取れる状態ではなかった。
一人横綱の責任で出場し続けたと思うが最悪のケースを免れたのは幸いだ。
12日目の明生戦で古傷の膝を傷めたようだが、踵という情報もある。
いずれにしても春場所は難しいだろう。
気候の良い風薫る5月場所での再起を目指して欲しい。
小結、関脇は3枠空くが、若隆景と宇良がおそらく関脇。
慣例では隆の勝が1枚下がって小結に留まるのでもう一人は阿炎を据えて欲しい。
宇良、隆の勝、阿炎の千秋楽での1勝はただの1勝に留まらない大きな星だった。
現在の土俵は上位と下位の差がほとんどない。
星ひとつが番付に大きく響く。
群雄割拠?いや、どんぐりの背比べ?
足の引っ張り合いが続いている。
酷ではあるが照ノ富士もそう長くは続けられない。
今横綱を目指さないでいつ目指すのか。
当然答えは「今でしょ!」(古!)
御嶽海が頭一つ抜けだした印象だが、まだ信用出来ない。
小結・関脇を28場所も務めた実績は驚異的だが、二桁勝利は今場所入れて6回。
横綱を目指すには少なくとも2場所で最低26勝のハイレベルが求められる。
横綱に昇進するには一気に駆け上がらなければならない。
その他の力士となると阿炎に尽きる。
謹慎期間で精進したのだろう。
復帰後の勢いは本物だ。
身体も大きくなったし、取り口も正統派。
案外阿炎が一気に綱まで駆け上るのでは。
そう思わせる雰囲気が漂ってきた。
朝乃山は阿炎の活躍を見て何を思う。
早く帰ってきて欲しい。
後は貴景勝も依然として候補の一人。
後どうしても候補として挙げておきたいのが霧馬山だ。
あと少し体重が増えれば大化けする。
注目していきたい。
春場所は3月13日から。
浪速の春に触れ太鼓がこだまするのが待ち遠しい。