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北京オリンピックの見方 私的印象に残ったシーン・後編

北京オリンピックが終わってまだ間がないし、パラリンピックは始まってもいないというのに、それが何だか遠い昔のように思ってしまう。

私的印象に残ったシーン前編を投稿したのが21日。

その後ロシアがウクライナに侵攻し西側諸国はほとんど何も出来ない状況。

いや、やっているのだろうがプーチンは止まらない。

プーチンの迫力は怖いくらいで、映像を見ていると本当に恐ろしい表情で話している。

そのスピードは驚くばかりでパラリンピックまでに終わらそうとしているのだろう。

このロシア侵攻でオリンピックの余韻は吹き飛んでしまった。

日本にとっても当然対岸の火事で済まされない。

やはりロシアは全く信用できない。

ドーピングもやってない訳ねえんだよって感じだ。

 

では印象に残ったシーンの後編を。

例によって順位付けはしていない。

カーリング・ロコソラーレ銀メダル

結局視聴率はカーリングが1位2位を占めたそうだ。

ここ数回の五輪では必ず話題になっていたが、それに結果が伴うようになってきた。

予選リーグは5勝4敗。

彼女たちは本気で予選敗退と思っていたようで、インタビュー中に準決勝進出を知らされて、最初信じ難く、後に本当とわかって歓喜したシーンは強い印象を残した。

確かに見ていても面白いスポーツで、選手の生の声を聞かせる見せ方が凄いと思う。

彼女たちの声が聞こえなかったら、見てる方は面白さは半減、いや半減以下だろう。

ただ、10エンドは長い。

反対意見は多いと思うが7エンドくらいに短縮した方がカーリング人口は広がるように思うし、中継もしやすくなるだろう。

中継が増えれば裾野も広がる。

そう思いません?

■スキージャンプ24年ぶりの金・小林陵侑抜群の安定感

スキージャンプで小林陵侑選手が24年ぶりに金メダルを獲得した。

平昌以降Wカップで輝かしい成績を残すなど急成長を遂げたが、こういう場合、得てして本番のオリンピックでは力を出せないケースを過去何人も見てきたが、小林選手は見事に北京にピークを合わせてきた。

ノーマルヒル1本目104.5m 2本目99.5m

複合団体  1本目102.5m 2本目106m

ラージヒル 1本目142m   2本目138m

男子団体  1本目134m   2本目132.5m

ほぼ全て成功ジャンプと言って良いだろう。

ビンドゥンドゥンを胸のポケットに入れて答えたインタビューは良いアイデアだったし、高梨選手へのハグ、気負いのない態度、柔らかい物腰。

これでなくちやって思わせる好青年だ。

■カミラ・ワリエラ、フリーでの大崩れ

北京五輪で最も金確実なのは女子フィギュアのワリエラと私は思っていた。

しかしドーピング問題が発覚。

絶対に出場させるべきではなかったのだ。

ロシアフィギュアスケート界の混乱が際立ってしまった今回のフィギュアスケート

驚くべきことにワリエラは世界選手権にも出場するらしい。

ウクライナ侵攻然り、ワリエラ問題も然りだ。

全く、無理が通れば道理が引っ込む。

ショートトラック菊池純礼選手B決勝での大逃げ

私、競馬をやるんで、で、一番好きなレースが大逃げを打つ馬が出てくる時なんだけど、このショートトラック順位決定戦の菊池選手は正に大逃げと表現するに相応しいレースだった。

天皇賞プリティキャストを思い出す。

1週111.12mのトラックで1500m走るが接触、妨害、転倒の多い競技。

ある意味一番安全な作戦かもしれないが実際にやるには勇気がいる。

しかし結果は2位に7秒以上の差をつけての快勝だ。

菊池選手の作戦が見事にはまったレースだった。

それにしてもこの競技は相変わらず一筋縄ではいかない。

毎回何かしら揉めている。

いっそのことローラーゲームとして競技に組み込んだらどうか(暴論)。

■女子スピードスケートパシュート3選手の泣き笑いショット

これは後になってワイドショーで話題になって理由がわかったが、実際に見た時に、高木姉妹と佐藤選手が正に泣き笑いだったので、高木菜那選手の転倒で沈み込んでいた3人ばかり映されていたので、何かすごく救われた感じでその場面を見ていた。

共同通信のカメラマンが選手本人たち以上に号泣していたのを見て思わずあのシーンになったとのことだったがこれがあったおかげで、選手も応援する我々も何か気持ちが多少なりとも明るくなった気がする。

カメラマンの先輩が、撮影したカメラマンに「お前があの写真を撮ってなければ、菜那選手の転倒シーンや、悲しみに暮れる選手の写真しか残らなかった。あの1枚はそれほど貴重なショットになった」的なことを話したそうだが、ほんとその通りだと思う。

 

以上

 

 

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