大相撲夏場所が終わった。
九千人上限の国技館で行われる大相撲はやはり違う。
スポーツはやはり観客が居るのと居ないのは大違いだ。
私が大相撲について投稿する時は、ほとんど次の横綱は誰かというのがベースだった。
しかし最近は横綱は当分現れないだろうという結論に至ってしまった。
照ノ富士は元々実力が抜けていたのだ。
今場所の優勝が7回目。
これは歴代14位タイとなる。
これは立派な記録だ。
休場と不戦敗除く横綱勝率は8割3分。
在位5場所中3場所優勝。
ひとり横綱の責任を十二分に果たしていると言えるだろう。
照ノ富士は大怪我で地獄を見た。
しかし復帰してからはあっという間に横綱に駆け上がった。
過去の横綱を見ても一気に登り詰めるケースが多い。
今の大関以下の力士でワンちゃん活かして横綱まで駆け上がる力士がいるか?
答えはNOだ。
しかし相撲自体は最近とても面白い。
熱戦が多い。
よく言えば実力伯仲。
悪く言えばどんぐりの背比べだ。
好成績を残し番付を上げても、定着せずに番付を下げてしまう。
これを繰返すエレベーター力士が多い。
大相撲が盛り上がるのは強い横綱が東西に並び立つのが一番。
この先何年も今の強さを維持することは正直難しい。
今のような大混戦状態から抜け出してくる力士が早急に現れることを望むが、候補として幕内成績6割を超えている大関貴景勝と関脇若隆影は頭ひとつリードしていると言って良いだろう。
但し貴景勝は怪我との戦いが影を落とす・・・。
次いで6割は超えていないが謹慎復帰後明らかに強さを増した阿炎に、いよいよ名古屋場所で復帰する朝乃山。
そして以前から注目している霧馬山。
体重が増えて簡単に押されないようになっている。
最大のダークホースとして覚えておいて欲しい。
名古屋場所はすぐにやってくる。
横綱を目指して頭ひとつ抜けてくる力士の登場を待ちたい。