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プロ野球 先週の巨人(7/12~17)悲しいかな投手陣崩壊と言うべき現状

両リーグ雑感

ペナントレースもおよそ3分の2近くを消化。

ここにきてセもパも大混戦の様相を呈してきた。

セリーグはヤクルトが独走しているが、コロナ禍に巻き込まれ1軍半で戦わざるを得ない状況もあってかここにきて6連敗。

7月の成績が3勝9敗と昨年後半から続いていた安定ぶりが見られない。

2位以下は猫の目のように順位が変わり、今日2位だったのに翌日4位なんてザラだ。

パリーグは1位から5位まで団子状態で昨日は西武が今季初めて首位に立った。

最近好調の日本ハムに負けたチームが順位を落とし、勝ったチームが順位を上げている状況で、上位同士の直接対決で勝つことも大事だが、下位チームにとりこぼさないことはもっと重要であることを示すものと言える。

コロナについてはヤクルトだけでなく日ハムも阪神も広島2軍も西武も、あちらこちらで大変なことになっている。

症状がなくても陽性の場合出場が出来ない現在のルール。

若手選手にとっては大きなチャンスだが、一時的な戦力ダウンは否定出来ない。

オールスターを挟んで7月は各チーム9試合。

コロナは依然拡大傾向なので、チーム内でクラスターを起こさないことが重要だ。

先週の巨人

スコア

7/12 対阪神 4対0〇

7/13 対阪神 0対13●

7/14 対阪神 0対4●

7/15 対広島 3対6●

7/16 対広島 4対11●

7/17 対広島 5対10●

主な打者の成績

吉川    25打数6安打 打点0 .240 .289

ウォーカー 15打数1安打 打点3 .067 .277

丸     23打数5安打 打点1 .217 .279

岡本    24打数6安打 打点1 .250 .248

ポランコ  20打数6安打 打点3 .300 .255

中田    18打数6安打 打点5 .333 .253

大城    17打数3安打 打点2 .176 .238

中山    17打数1安打 打点0 .059 .187

増田陸   10打数2安打 打点1 .200 .259

八百板   11打数1安打 打点0 .091 .270

重信     4打数2安打 打点0 .500 .250

岸田     5打数1安打 打点0 .200 .250

松原     7打数0安打 打点0 .000 .121

週間チーム打率 209打数43安打 .206 .245

※赤字は今季通算打率

※18日月曜日・祭日の試合データは含まれていません

投手成績

7/12先発戸郷(勝)     9回0/0 自責点0 2.64

   

7/13先発メルセデス(負)  1回1/3 自責点3 2.87

  ブルペン        6回2/3 自責点

7/14先発シューメーカー(負)6回0/0 自責点3 4.38

  ブルペン        2回0/0 自責点

7/15先発山崎伊       5回0/0 自責点2 3.90

  ブルペン(負)     6回0/0 自責点

7/16先発アンドリース(負) 2回0/0 自責点6 4.82

  ブルペン        7回0/0 自責点

7/17先発高橋(負)     3回1/3 自責点5 5.40

  ブルペン        5回2/3 自責点

週間先発防御率   26回2/3 自責点19 6.41 3.86

週間ブルペン防御率 27回1/3 自責点19 6.26 4.17

週間投手陣防御率  54回0/0 自責点38 6.33 3.98

※赤字は今季通算防御率

※18日月曜日・祭日の試合データは含まれていません

感想

今週は月曜が祝日の為試合があり勝って4位に戻したが、先週終了時点では5位。

勝ったのは戸郷がプロ入り初完封となった1勝だけで、その後5連敗。

あっと言う間に借金4になってしまった。

現状をひとことで言うと、極めて深刻。

昨シーズン終盤にも成績を落としたがチーム状態としては今の方が悪い。

特に投手陣は崩壊と言って良い。

歴史的に巨人は投手力で勝ってきたチームだ。

王・長嶋など打者にスーパースターが居たのは事実だが、どの時代にも絶対的なエースが居て、さらにプラス完投能力のある投手2~3人がローテーションを守っていた。

菅野に2年前までの安定感が見られず、戸郷の成長がなければと思うとぞっとする。

先週のチーム防御率天文学的数字だ。

先発もブルペンも6点台。

これでは勝てるはずがない。

これは本来次週に乗せるべきものだが18日祭日のヤクルト戦にもかろうじて打ち勝ったが、コロナ禍により1軍半のヤクルト相手に菅野は7自責点

このヤクルト戦含めて4試合連続被満塁本塁打という悪趣味な記録を作ってしまった。

今や頼りになる投手は戸郷と大勢だけと言ったら言い過ぎか。

投手陣の不調以外にも坂本不在の影響が大きく、坂本が居た場合の27勝22敗に比べ不在時の勝敗は17勝25敗1分(17日時点)。

坂本の欠場が打線に与える負の影響はあまりにも大きい。

少し大げさに言えば打線が機能不全に陥ってしまってる。

岡本の成績が今一つ上がってこないのも、坂本不在により相手投手が精神的に楽になり、岡本自身も打たなければと言う気持ちが強すぎて力みにつながるなどの影響があるのだろう。

今週はヤクルト、中日と6試合。

その後オールスターを経てDeNA戦とアウェーが続く。

今の所光明が見えないと言うのが正直なところだが、昨年から出てきた若い芽が残りの50試合で成長すれば、CS、さらには来シーズンに向かって再び強い巨人が戻ってくるのは間違いなく、少し長い目で見なければならないと感じる今日この頃だ。

 

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