3場所続いた平幕優勝で迎えた大相撲初場所。
昨年秋場所には3人居た大関だったが、その秋場所で御嶽海が陥落。
続く九州場所で正代も陥落。
結局両力士とも大関に戻ってこれなかった。
大関として優勝2回、準優勝6回。
大関での勝敗は170勝91敗54休の勝率6割5分1厘(不戦敗含む)。
最近は4場所連続二桁の勝ち星を挙げており、一人横綱の現状十分横綱を狙う資格があると私は考える。
とにかく横綱の席は空いているのだ。
照ノ富士も綱を張ることが困難な状況になってきている。
貴景勝にはこのチャンスを何としても物にしてもらいたい。
私は2020年10月に六つの条件を掲げて横綱候補を絞り込んだ記事を書いた。
6項目の条件をクリアして絞り込んだ力士は以下の5力士だった。
私が推している霧馬山は体重で引っかかった。
しかしその霧馬山も体重を増やし現在は138kgと条件をクリアしてきた。
初場所も11勝4敗。
これで6場所連続の勝越しだ。
確実に力を付けてきたと言える。
後は本人に欲があるかどうかだ。
私一押しの朝乃山も戻ってくる。
来年早々には綱取りの声がかかるようになるだろう。
これに先場所優勝の阿炎も絡んでくる。
さらには元気な両関脇。
若隆景が9場所連続、豊昇龍が7場所連続で現在勝越し継続中。
小結琴ノ若もコロナ休場さえなければ7場所連続で勝越していただろう。
これに若元春を含め、来場所は上位陣に若くて勢いのある力士が揃う。
ここ数年はエレベーター状態の力士ばかりで、悪く言えばどんぐりの背比べだったが、いよいよ今年は真に群雄割拠の様相を呈してきたと言えるだろう。
横綱になった時は既に全盛期を過ぎているのではなく、強い横綱の誕生。
それを予感させる顔ぶれがようやく整った。
春場所はすぐにやってくる。
果たして。
※数字は相撲レファレンスを参照させていただきました。