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将棋ファンならずとも大いに注目を集めた王将戦。
藤井聡太5冠と羽生善治9段のタイトル戦での対決が実現し平成と令和の天才対決と謳われた世紀の一戦。
昨日今日と行われた第6局で羽生9段が投了。
藤井5冠が王将位の防衛に成功した。
7番勝負は4局終了時点で2勝2敗という期待以上の熱戦を繰り広げ大いに沸いた。
今回ばかりは藤井5冠防衛を望む声より羽生通算100期を成し遂げて欲しいとの期待が大きいと感じた。
第5局で後手の羽生9段が得意戦法の横歩取りで敗れたことで流れが一気に藤井5冠に行ったように思う。
しかし、今回のタイトル戦。
羽生は負けはしたが、全局戦法を変え藤井の土俵にも乗るなど52歳とは思えぬ前向きで積極的な将棋を実践したように思う。
終局後の羽生9段のコメント「非常に勉強になった」。
それはまだまだ将棋の奥行きを探求しようが如く、表現は適切でないかもしれないが負けても楽しというものではなかっただろうか。
藤井5冠の急激な成長による無双とも言って良い状態。
羽生にとって最後のタイトル戦と言う向きもあったが、今回の王将戦を見て、何の何の、まだまだ羽生は意欲満々であり、発展途上中なのを証明したと言えるだろう。