長い夏巡業が終わり、日焼けした力士がその成果を見せる秋場所が始まる。
しかし最後の3日間は明らかにスタミナ切れの様相を見せていた。
結局照ノ富士は今場所初日から休場。
横綱在位19場所で実に11場所目の休場となる。
普通ならこれだけ休場が多いと、さすがに引退勧告が出るものだ。
しかし照ノ富士は、フル出場した8場所で優勝6回準優勝1回。
特にここ3回のフル出場は3連続優勝。
これが引退勧告出来ない大きな理由だ。
しかし、いくら横綱とは言え満身創痍。
他の力士の不甲斐なさは責められるべきだ。
これだけのチャンスをモノに出来ないのは何故なのか。
上の地位に行きたくないのではと、穿った見方をしてしまう。
いいかげんこの状態を脱却しなければならない。
照ノ富士は地獄を見て、ここまで登り詰めたことは称賛に値する。
それは間違いない。
誰もが認めるところだ。
しかし糖尿病の疑いもあるとのこと。
そんな状態では相撲など取れるはずがないだろう。
九州場所は出なければさすがに引退。
出場しても進退をかける場所。
そうなるべきだ。
それにより、例え引退となっても照ノ富士の評価が下がることは無い。
名横綱として名を遺す。
さて今場所だが、例によって今場所私が注目するポイントは。
・大の里の大関昇進成るか。
・先場所と同じ顔触れの三役。
・新入幕阿武剋。
・38代木村庄之助定年により最後の勤め。
以上6点。
琴櫻は大関になって何とか二桁勝利を続けているが、内容が物足りなかった。
しかし照ノ富士戦の勝ちは内容も良く、今場所は内容も伴う形で13勝はして欲しい。
大の里は先場所4日目で1勝3敗。
大関とりは振出しかと思ったが、11日目、全勝の照ノ富士に土をつけるなど、非凡なところを見せて最終9番まで勝ち星を伸ばし、今場所に大関とりの可能性を残した。
今場所12番勝てば前3場所合計33勝に達し、大関確実となる。
昇進には勢いも必要で、ここは一気に大関へ駆け上がりたい。
可能性は十分だ。
しかし、まだ28歳。
老け込む年ではない。
これまた可能性は十分あると思う。
先場所は貴景勝を除き、三役以上の力士が全員勝越した。
そのため、今場所の三役以上の顔ぶれは先場所と全く同じ。
これって、かなり珍しい出来事ではないか。
今場所も各力士、好調を維持出来るか。
非常に興味深い。
次に新入幕阿武剋について。
幕下付け出しでデビューして僅か5場所で入幕してきた。
モンゴル出身の24歳。
185cm164kgで、得意技は右四つからの寄り。
活躍は約束されたような物だ。
いろいろと言われた行司さんだが、秋場所15日間が最後の土俵となる。
「千秋楽にござりまする~」が聞き納め。
最後まで無事に勤めて欲しい。
土俵上は、今度こそ新旧交代のうねりがやってくる。
注目したい。