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2024~2025シーズンフィギュアスケート GPシリーズ開幕を前に日本選手の現在位置を確認する

フィギュアスケートGPシリーズが18日から開幕する。

ミラノ・コルティナダンペッツォ(今後ミラノ・コルティナと記す)冬季五輪が2026年2月からなので、今シーズンは(2024~2025)非常に重要なシーズンだ。

マリニンや坂本など実績のある選手は別として、今年良い成績を残す事はとても大切。

判定を下す審判員は人間。

その審判員の印象をよくすることは、試合で高得点を得るための重要な要素となる。

もちろん実際の演技もオリンピックで上位を狙うには、今シーズンある程度仕上げておかないと、間に合わない。

演技面で新たな挑戦をするのは、昨シーズンで終えていないといけない。

今年は来年のオリンピックを見据えたプログラムにする必要がある。

平たく言えば、今年と来年のプログラムは多少振付や演技構成が変わることはあっても、ベースは今年完成しておかなければならない。

そんな大切なシーズン。

GPシリーズが始まる前に、日本選手の現在の立ち位置を確認しておこうと思う。

※2024年10月7日現在

最新ワールドランキング(20位以内)・男子シングル

3位  三浦佳生 3476P パーソナルベスト281.53

4位  佐藤 駿 3264P パーソナルベスト285.88

6位  山本草太 2874P パーソナルベスト274.35

7位  鍵山優真 2698P パーソナルベスト310.05

16位 友野一希 2137P パーソナルベスト273.41

世界ワールドランキング(20位以内)・女子シングル

1位  坂本花織 4870P パーソナルベスト236.09

6位  吉田陽菜 3166P パーソナルベスト208.31

8位  渡辺倫果 2974P パーソナルベスト213.14

11位 千葉百音 2409P パーソナルベスト214.98

12位 三原舞依 2389P パーソナルベスト218.03

20位 島田麻央 1950P パーソナルベスト224.68

 

男子では宇野昌磨選手が競技フィギュアから引退、女子でも紀平梨花選手が今シーズンも全休と寂しいニュースが見られたが、それでも男女ともに質・量ともに世界トップクラスなのは間違いない。

特に男子は10位以内に4人が名を連ねている。

とは言う物のあまりにイリア・マリニンの存在が大きく、鍵山優真がどこまで迫ることが出来るのか、今シーズンはそれに注目したい。

かつて圧倒的強さを誇ったパトリック・チャン選手がオリンピック本番で羽生結弦氏に敗れたのを覚えている人は多いだろう。

女子は坂本選手が世界選手権3連覇中。

昨年などは完成された演技を見せてくれたが、ミラノ・コルティナ五輪への出場意欲がどの程度なのかがわからない。

まずは今年日本選手単独1位となる4度目の世界チャンピオンを目指すことになるが、今シーズン初戦ロンバルディアトロフィーで3位スタート。

GPシリーズは第2戦スケートカナダからの出場となるが、どこまで調整が進んでいるのかをしっかり見極めたい。

個人的に注目したいのはシニア3シーズン目の千葉選手。

昨年4大陸で優勝。

伸びしろが最も期待出来るのではないか。

島田選手は新しい年齢制限でミラノ・コルティナに出場できない。

ジュニアでは無敵の強さなので、残念だが早熟な選手が多い女子シングル。

この制度が選手寿命を延ばすことになれば、2030年フランスアルプス五輪では有力な金メダル候補として出場するだろう。

尚、ペアのりくりゅうもGPシリーズ1戦と4戦にエントリー。

昨シーズンは怪我に悩まされたが、どこまで回復しているか。

日本のペアが世界でトップ争いをするなんて、昔は考えられなかった。

そんな固定観念をぶち壊してくれた、りくりゅうペア。

今年も息の合った華麗な演技を見せてくれるのを楽しみにしている。

その他GPシリーズにエントリーしている男女シングル選手は以下の通り。

■男子

吉岡 希  ワールドランキング  22位

島田高志郎 ワールドランキング  37位

壷井達也  ワールドランキング  52位

■女子

樋口新葉  ワールドランキング 167位

青木裕奈  ワールドランキング  83位

松生理乃  ワールドランキング 111位

住吉りおん ワールドランキング  27位

 

 

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