大相撲初場所。
これが何と言っても最大の関心事。
結果は9日目まで3敗を喫していた豊昇龍が千秋楽に追いつき、勢いそのまま優勝決定巴戦を制して逆転優勝。
場所後の横綱昇進を確実にした。
これに対し、もう一人の綱取り大関琴櫻はまさかまさかの負け越し。
琴櫻が負越すとは、場所前、おそらく地球上で誰も想像できなかったと思う。
それにしても琴櫻の相撲内容は悪かった。
時間前に見せるあの顔は単なるパフォーマンスなのかと言いたくなるほど。
期待しているからこそ、今回はあえて喝!だ。
これで一から出直しとなるが、チャンスは今後も必ず訪れる。
今回の経験を糧として次は大願成就を果して欲しい。
豊昇龍も9日目に3敗を喫した時は、琴櫻同様綱取りは絶望的と思った。
何しろトップを走る金峰山とは星三つの差。
しかし、それからが凄かった。
圧倒的なスピード。
気力充実、気迫充分で負ける姿が想像できなくなった。
鬼神のごとき強さ。
そして千秋楽でついに追いつく。
こうなると追う物の強み。
一度は諦めた綱取りが、向うから転がり込んできたのだ。
巴戦でも、相手得意の突っ張りを許さず、盤石の姿勢で金峰山、王鵬に連勝。
9場所ぶり、大関としては初となる2度目の優勝をもぎ取った。
横綱不在となったことも昇進には追い風になる。
12勝3敗でも盤石の強さを見せられては、ここで昇進させなかったら、いつするの、そりゃあ今でしょ!という雰囲気になる。
終盤戦から巴戦にかけての相撲内容は、誰が見ても文句のつけようがない。
しかし、まだ横綱の座は一人空いている。
一番近い位置に居るのは、大の里と琴櫻だが、春場所は霧島が三役に戻ってくる。
巴戦に出場した王鵬も新三役確実。
尊富士も幕内上位に上がってくるだろうし、もう一人の大器伯桜鵬も二桁勝利。
豊昇龍と大関争いを演じた大栄翔も今場所関脇で11勝。
その春場所は、番付発表2月25日 初日3月9日 千秋楽3月23日だ。