強すぎるが故の憂鬱。
井上尚弥ラスベガス再上陸の対戦相手、アラン・ピカソの対戦辞退は少なからずの波紋を広げている。
サム・グッドマンに続いて、またもランキング1位相手の試合消滅。
チャンピオンが逃げているのではない。
挑戦者が逃げているのだ。
これは異常事態だ。
グッドマンの場合はスパーリングでの負傷が原因だったが、今回のピカソは報道通りならば、敵前逃亡だ。
常に強い相手との対戦を望み、都度相手を撃破してきた井上尚弥。
ネリ戦の後は、ドヘニー、キム・イェジョンと必ずしも最強の相手とは言えなかった。
もちろん井上が強すぎるが故の悲劇だが、改めて思うのはマッチメイクの難しさ。
考えてみれば、スーパーバンタム転向後2戦は、何もかもが上手く行った。
バンタムであれだけ苦労した4団体統一。
それをスーパーバンタムでは僅か2戦で成し遂げた。
海外の一部では、井上は必ずしも強い相手とはやっていない・・・と暴言を吐く者もいるが、こればかりはどうしようもないのだ。
それに井上は、たとえ代役が相手でも、実力の違いを見せつけて圧勝。
誰からも文句をつけられる覚えはないのだ。
ピカソの辞退により、現在名前が上がっている選手で最も実現可能性があると思われているのが、WBA2位ラモン・カルデナス・・・らしい。
ユーチューブで映像を見たが、風貌がネリみたい・・・。
好戦的でパンチは強そう。
井上がドネアとネリに被弾したのと同様の強力な左は要注意の印象。
結構スリリングで見応えのある試合になる予感。
個人的にはアマダリエフとここで戦って、鼻っ柱をへし折って欲しいと思う。
いずれにしても相手が決まらないと、ターゲットを絞った練習が出来ないので、早く対戦相手が決まって欲しい。
4団体王者 井上尚弥 29戦29勝(26KO)
WBA2位 ラモン・カルデナス 27戦26勝(14KO)1敗
WBA暫定王者 ムロジョン・アマダリエフ 14戦13勝(10KO)1敗