仕事以外全部趣味
競馬を見だして、かれこれ50年以上。
競馬を知るきっかけはタニノムーティエだ。
これだけ長く競馬を見ていると記憶に残るレースは数多い。
今回は1982年マイラーズカップ。
勝った馬はカズシゲ。
もちろん長嶋一茂ではない。(当たり前か・・・)
大井を主戦場として戦っていたが、地方で34戦走った後、栗東所属となった。
幾度か書いているが、この頃は東西の交流はほとんどなかった。
関西馬は関西で、関東馬は関東のレースに出走し、今でいうGⅢ、GⅡに当たるレースでもトライアルレースを除き遠征することなどなかったのだ。
ところがこの年のマイラーズカップは、関東馬サクラシンゲキが西下してきた。
決してド級ではなかったが、重賞の常連馬。
戦法はとにかく逃げる。
逃げて逃げて逃げまくる。
ダービーでも有馬記念でもジャパンカップでも、とにかく逃げる。
今でいうGⅠクラスのレースでは勝てなかったが、4歳までに(現在の馬齢表記)9勝を挙げ、重賞も四つ勝っており、そのレースぶりで人気があった。
サクラの冠馬の多くを管理し、数々のGⅠを制覇した名トレーナーだ。
そんな境氏が関西の名物レース、マイラーズカップにサクラシンゲキを送り込んできた。
当時は、これも幾度か書いたが関東馬が圧倒的に強かった時代。
8大競争(現在のGⅠレース)の多くは関東馬が勝利していた。
関西で出走すれば勝てる!
境氏はそう思ったに違いない。
ズバリそうでしょう!
関西で初めて走ったサクラシンゲキだったが、結果は関西馬カズシゲが勝利。
サクラシンゲキはいつものように、逃げて逃げて逃げまくったが、最後カズシゲに差されて2着。
このレース、一部ではあるが貼付可能なYouTubeがあった。
当時テレビ観戦していたが、杉本アナの名調子が懐かしく、実況にその頃の空気感が良く出ていると思う。
サクラシンゲキはマイラーズカップの後、宝塚記念に出走し8着。
カズシゲはマイラーズカップ勝利が中央入り2戦目の快挙。
5歳になってからの中央入りだったが、マイラーズカップ後は重賞、8大競争ばかりに出走し、高松宮杯と函館記念で勝利。
京都大賞典、宝塚記念で2着と、マイラーズカップの勝利がフロックでないことを自ら証明して見せたのだ。
戦績 サクラシンゲキ 26戦 9・4・3・10
カズシゲ 地方 34戦 15・3・4・12
中央 13戦 3・2・2・6